「新曲」が「古典」になる一夜
金聖響が、満を持して東京佼成WO定期演奏会に登場する!しかも、派手な最新曲ばかりが注目される昨今、驚くほど堂々とした直球勝負の選曲である。だが単に名曲を並べただけではない。保科洋の歴史的名曲(改定版)に、ティケリによるコロンバイン高校銃乱射事件(1999年)の追悼曲なども含まれている。最新曲が、時代の変遷の中でしたたかに生き残り、古典になっていく、その瞬間を、金聖響&東京佼成WOは再現し、証明しようとしているのだ。まさに画期的な一夜になりそうな予感がある。
富樫鉄火(音楽ライター)

1970年大阪府生まれ。14歳で渡米、ボストン大学哲学科を経て、ニューイングランド音楽院大学院指揮科修士課程修了。タングルウッド音楽祭に奨学聴講生として参加し、小澤征爾氏に師事。ウィーン国立音楽大学指揮科で湯浅勇治、レオポルド・ハーガーの各氏に師事。1998年「ニコライ・マルコ国際指揮者コンクール」で優勝。その後「パシフィック・ミュージック・フェスティヴァル(PMF)」等の音楽祭で実績を重ね、国内外のオーケストラへ客演。海外ではデンマーク国立放送交響楽団、パリのラムルー管弦楽団、ソウル・フィルハーモニー管弦楽団、ベルギー・フランダース交響楽団などへの客演で好評を博した。また国内ではNHK交響楽団をはじめ、大阪センチュリー交響楽団など全国の主要オーケストラに客演を重ねている。2009年4月から神奈川フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者に就任し、同年12月よりオーケストラ・アンサンブル金沢のアーティスティック・パートナーに就任。また2010/11年シーズンからベルギー・フランダース交響楽団の首席指揮者に就任した。
CDはオーケストラ・アンサンブル金沢を指揮してベートーヴェンの交響曲全曲録音プロジェクトが進行中。2009年12月には全9曲の録音が完了し、2010年10月に「ベートーヴェン:交響曲第1番、第9番《合唱》」をリリースした。2007年からスタートしたブラームスの交響曲全曲録音プロジェクトは、2009年9月に交響曲第4番および全集をリリースし完結した。また、講談社現代新書より2007年11月に発売された、作家・玉木正之氏との共著「ベートーヴェンの交響曲」に続き、2009年5月には「ロマン派の交響曲~未完成から悲愴まで」が発売された。
金聖響公式サイト http://www.seikyokim.com/
2012年2月24日(金)東京文化会館
開場18:15 開演19:00
※18:40よりプレコンサートイベントを開催予定
指揮:金 聖響
料金: S席/5,000円 A席/4,000円 B席/3,000円 C席/1,000円
当日は各席500円増し