私は高校3年生ですが、来年のアンコンでアルトクラリネットを吹くことになりました。
今、練習しているのですがロングトーンでは音がちゃんと鳴っても、曲になったり跳躍が出てくると音が裏返ってしまいます。
まだ慣れてないのもあるとおもうのですが、原因と効果的な練習方法を教えてください。
アルトクラリネット、難しいですね。
急にアンサンブルで吹くことになって、いろいろ苦労していると思います。
音が裏返ったりする原因は、実際に見たり聴いたりしてみないとはっきりと「これが原因」と言えないのですが、楽器、リード、マウスピース等々いろいろな要素があります。
ロングトーンではちゃんと音が鳴るようですので、慣れの問題ではないかな?と思います。
Bb管と同じように吹くと、マウスピースやリード、楽器の大きさが違うので、音が裏返りやすいです。
Bb管よりも幅の広い息を圧力を高めに楽器に入れる感じで吹くと良いと思います。
楽器に早く慣れるためには、スケールを練習するのが良いです。
ロングトーンも、レジスターキーを使ったロングトーンをするようにしましょう。
下第4間のミの指使いで音を伸ばして、そのままレジスターキーを押さえると第3線のシの音になります。これを、ミ→シ、ファ→ド、ソ→レ、ラ→ミ、シ→ファシャープ、ド→ソ~ファ→ドというロングトーンをすると、音の跳躍の練習にもなりますし、良い音作りになります。
スケールは、Bb管と同じスケールを練習して下さい(アルトクラリネットは、高い音が苦手ですので、上第3線のミぐらいまでで良いです。
3度のインターバル(ドミレファミソファラ~)、4度のインターバル(ドファレソミラファラ~)はとても大切ですので、がんばって練習しましょう(いろろな調で)。
あまり神経質にならずに、しっかりとした息でレジスターキーを使ったロングトーンやスケールの練習をやっているうちに、だんだん楽器に慣れてきます。
始めてやる楽器ですので、いろいろと戸惑うことも多いと思いますが、ポジティブに頑張りましょう!
アンサンブルコンテスト、頑張って下さいね!
新井清史