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トロンボーン007|トロンボーン|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

tromboneトロンボーン

トロンボーンの一ポジは(ばねのない楽器の時)全て入れますか?少し抜きますか?レッスンの先生はトロンボーンのチューニングB♭は一ポジは全て入れたときにいい音が出るように作られているから全て入れて吹きなさいとおっしゃっていました。B♭をちょっと抜いて吹くのは名古屋のほうだけだともおっしゃりました。しかし今レッスンを受けている先生の前にレッスンを受けていた先生はDの音を正しい音程で吹くためにチューニングB♭は少し抜いて吹くようにとおっしゃっていました。プロの世界ではどちらが一般的な奏法ですか?

トロンボーンのチューニング管は1.5センチ程度抜くのを想定して楽器を作っているから抜きすぎはよくない。とレッスンの先生に言われました。しかしほかのトロンボーン奏者の方はそれはyamahaの楽器の説明書に?1.5~2.0センチ抜くと440HzのAが出るように設計されています。?と書かれていたことが拡大解釈されて広まった間違った考え方とおっしゃっていました。しかしレッスンの先生も大きな交響楽団で長年バストロンボーンを吹いていらした方でもあり間違ったことや不確かなことを教えるようなことはないと思っています。挿し抜き管の抜きすぎはよくないことがあるのですか?

チューニングのBbは、僕はほんの少し抜いています。少し抜くという加減も人によって違うでしょうし、音程はポジションだけではなくて、奏者のソルフェージュしている音程にもかなり影響されます。ですので、いろいろと質問がありましたが、あまり細かく気にしなくてもいいかなと思います。あくまでやり方はやり方であって、本当に極論ですが、音が良くて、音程があっていればそれでいいと思います。仕組みを知ることは役にたつこともありますが、音を作るのは仕組みではなく、あなたです。大事なのは、自分の求めるサウンドや、音楽を探求することだと僕は思います。

佐藤敬一朗

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