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トランペット267|トランペット|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

trumpetトランペット

中1から始めた中3です。
ファーストを吹いています。
最近、個人練は大丈夫なのやですが、どこかに力が入っているのか合奏やパート練習でロングトーンをすると3目の音ぐらいから唇が中央によってきてしまうんです。
?一回マッピを口から外して、もう一度構え直して、途中から入ってもすぐによってきてしまいます。
?パートリーダーもやっているので、知らぬ間にプレッシャーで緊張してしまっているのでしょうか?
それと、曲も吹いている途中で自分でも、え?ってなるぐらい、キュッって寄ってしまいます。
力が入っているのでしょうか?
力が入っているなら、どうやったら抜けるのですか?
唇の柔軟性も関係あるんですか?
それとも、持久力が足りないんですか?
質問がいっぱいですみません。

唇が寄ってきてしまうというのが、どの程度なのか見せていただかないとわかりませんが、吹いているうちに何らかの原因でアンブシュアが崩れてしまっているということでしょうか。

その何らかの原因を推測してみます。
アンブシュアは、リード(唇)を最適な状態に保つ為にとても大切です。
まず、唇自体に力が入っていると、こもったような、伸びない音になってしまい、すぐに疲れてしまいます。
唇は、常に柔らかいクッションのようになっているのが理想です。様々な音域、音量、リズムを演奏する中で唇を柔らかく保ち、その振動を効率良く安定させるには、「顎(あご)」が一つポイントになります。

・顎をアントニオ猪木のように平らにすると、唇の両端が連動して動き、顎、唇の両端の3点が常にバランスの取れた状態になるのがわかりますか?もしうまくできなかったら、鏡を見ながら顎を下にひっぱるような感じで平らになるように練習してみてください。
・一方、唇の両端を横にうぃーんと引っ張ったり、中央に寄せたりすると、定まる場所がないのがわかると思います。

つまり、顎が力点となって、自動的にアンブシュアがバランスよく保たれるのです。
唇自体で何かしてしまうとリードが崩れてしまうので、唇はフリーに。吹いているときに少し顎を意識してみてください。

でも、考えすぎないで下さいね。一つのことにとらわれすぎると、大体おかしな方向に行ってしまいますので、知っていればいいです。そして、基礎練習の時などに、思い出していろいろやってみてください。
また、これだけ理屈を説明しておいてなんですが・・・一番大切なのは、出ている「音」をよく聴くことです。脳は、耳をとにかく使うことで、イメージと実際の音とのギャップを埋めようとしてくれますので。
そしてラッパは管に空気が流れてナンボですから、たっぷりの息を使うことも忘れずに!

安藤真美子

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