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演奏の録音を聞くと、テューバがあまり聞こえなくてがっかりすることがありますね。ベルが上を向いているのと、同じ音量だと高音楽器より低音楽器は聞こえにくいのです。ロングトーンなどの練習をよくしているようですので練習方法に問題はないと思います。演奏する時に気を付けることをあげてみましょう。

・力んだり、体を固くして吹かないこと

しっかりした音を出そうと思って力んでしまうと音がきたなくなるだけです。リラックスして吹きましょう。

・無駄な力を入れずに楽器をよく鳴らす

本当に楽器をよく鳴らせたらかなりしっかりとして大きな音量が出るはずです。楽器を共鳴させるつもりでよく鳴らしてください。

・たっぷり息を取り、全部の息を音にする

たぶんあまり息をいっぱい吸ってないと思います。もっとたっぷり息を取りましょう。そして怒鳴るようにではなく、使う息全部をくちびるの振動に → 音にしてください。

・姿勢にも気を付ける

姿勢が悪いと絶対にいい音は出ません。いい声で歌を歌うようにいい姿勢で吹きましょう。

・ただ音量を出すことより、はっきり吹くことを心がける

モゴモゴした吹き方をすると低音楽器は特に聞こえにくくなります。はっきりと言葉をしゃべるようにはっきりと吹くようにしてください。それだけでかなり聞こえるようになります。

小倉 貞行