音楽界の未来をリードする若き音楽家、川瀬賢太郎と宮田大が「第128回定期演奏会」に続き共演。曲はウィーンのピアニスト・F.グルダが作曲した異色のチェロ協奏曲。そして、スペインの作曲家F.フェルラン作曲「交響曲第2番『キリストの受難』」はキリストの誕生から磔刑までを描く超大作です。
指揮 川瀬賢太郎 プロフィール
1984年東京生まれ。私立八王子高等学校芸術コースを経て、2007年東京音楽大学音楽学部音楽学科作曲指揮専攻(指揮)を卒業。これまでに、ピアノ及びスコアリーディングを島田玲子、指揮を広上淳一、汐澤安彦、チョン・ミョンフン、アーリル・レンメライトの各氏に師事。2005年レインボウ21デビューコンサート2005(サントリーホール)に出演。
2006年10月に行われた東京国際音楽コンクール<指揮>において1位なしの2位(最高位)に入賞し、2007年3月には入賞者デビューコンサートで神奈川フィルハーモニー管弦楽団および大阪センチュリー交響楽団を指揮。
その後、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、九州交響楽団、札幌交響楽団、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団を始め、各地のオーケストラから次々に招きを受ける。また、2009年6月群馬交響楽団定期公演に、2010年東京フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団の定期公演にそれぞれデビューを果たす。
2012年1月には、細川俊夫作曲 平田オリザ演出、オペラ「班女」広島公演で指揮し、オペラデビューする。
海外においても2008年と2011年2月にイル・ド・フランス国立オーケストラと共演、また、2012年10月にはユナイテッド・インストゥルメンツ・オヴ・ルシリンと細川俊夫作曲モノドラマ「大鴉」オランダ初演を成功させる。
2007年~2009年パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)アシスタント・コンダクター。
現在、名古屋フィルハーモニー交響楽団 指揮者。八王子ユース弦楽アンサンブル音楽監督。2014年4月より神奈川フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者に就任。三重県いなべ市親善大使。
チェロ 宮田 大 プロフィール
宇都宮市出身。3歳よりチェロを始める。幼少よりその才能は注目をあつめ、第74回日本音楽コンクールを含む出場するすべてのコンクールに第1位入賞する。第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクール(パリ)で日本人として初優勝。桐朋学園音楽部門特待生、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースを首席で卒業。'09年にジュネーヴ音楽院卒業、'13年にクロンベルク・アカデミー修了。第6回齋藤秀雄メモリアル基金賞、第20回出光音楽賞、第13回ホテルオークラ音楽賞受賞。
チェロを倉田澄子、フランス・ヘルメルソンの各氏に師事。
マスメディアへの出演も多く、「小澤征爾さんと音楽で語った日~チェリスト・宮田大・25歳~」(芸術祭参加作品)、最近では「報道ステーション」「日経スペシャル招待席~桐竹勘十郎 文楽の深淵」「徹子の部屋」が話題を集めた。水戸室内管弦楽団メンバー。
使用楽器は1698年製ストラディヴァリウス“Cholmondeley” (上野製薬株式会社貸与)
オフィシャルサイト:
http://www.daimiyata.com/