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Concert Information
コンサート情報

第162回定期演奏会

終了しました
  • 日時

    2023年9月 8日(金)
    開演:19:00(開場:18:15)
  • 場所

    なかのZERO 大ホール
  • 指揮

    飯森範親(首席客演指揮者)
  • 曲目

    アスファルト・カクテル/J.マッキー
    マンハッタンの情景/J.ヴァンデルロースト
    イーストコーストの風景/N.ヘス
    交響曲第2番「江戸の情景」/F.チェザリーニ
    公演プログラム[PDF]
  •   
  • チケット

    • 1回券:
      全席指定:5,000円
      U25割引:2,500円
    • 発売日

      一回券
      【会員先行】2023年4月24日(月)~
      【一般販売】2023年5月1日(月)~

      ※会員先行はサポーターズクラブ会員対象
    • お申し込み

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      プレイガイド

    • 主催 一般社団法人 東京佼成ウインドオーケストラ
  • 聴きどころ

    マンハッタンから江戸・浮世絵の世界まで―
    飯森&TKWOが4つの「街の情景」を駆け抜ける!

    富樫鉄火(音楽ライター)
     「私たちはここにいるぞ、と叫ぶ5分間のオープニング曲」―作曲者ジョン・マッキー自身がそう呼ぶ《アスファルト・カクテル》で幕をあける、今回の定期。「ここ」とは、ニューヨーク・マンハッタン9番街(コロンバス・アベニュー)のこと。タクシーやトラックが行き交う「街の情景」をモチーフにした曲だ。
     実は、今回の定期のテーマは、「街の情景」。吹奏楽ならではの描写力がふんだんに発揮される名曲が、ずらりと並んだ。
     マッキーにつづいてマンハッタンを描いたのが、おなじみヤン・ヴァンデルローストだ。曲名もズバリ、《マンハッタンの情景》。だが、おなじ街が題材ながら、マッキーとはおもむきがちがう。マッキーは生まれも育ちもアメリカで、実際にニューヨークに住んでいたことがある。だがヴァンデルローストはベルギー人だ。そんな“異邦人”の視点が、マンハッタンをどう描くのか。
     3曲目も、やはりマンハッタンだが、今度はエリアが広がる。ナイジェル・ヘスの《イースト・コーストの風景》だ。ニューヨーク近郊のリゾート、シェルター島やキャッツキル山脈とマンハッタン中心部を描く。ヘスはイギリス人なので、これまた“異邦人”。ロイヤル・シェイクスピア劇団の元専属作曲家で、TV・映画音楽のベテランだけに、まさに「街の情景」が目に浮かぶような音楽を聴かせてくれる。
     だが、最後は、おなじ「街の情景」でも、あまりにおもむきが変わる。場所も時代も一気に飛んで、「江戸」である。大人気作曲家、フランコ・チェザリーニの交響曲第2番《江戸の情景》だ。歌川広重の『名所江戸百景』から5枚の浮世絵をチョイスして音楽化した、全5楽章構成の大作だ(当日配布のプログラムでは、その5枚の浮世絵を掲載して解説の予定)。日本ファンのチェザリーニだからこそ実現した企画で、ひとときのタイム・スリップを体験するようなスペクタクル・シンフォニーである。日本のおなじみの旋律も次々と登場する。
     今回のマエストロ、首席客演指揮者の飯森範親は、すでにTKWOで、交響曲第1番《アークエンジェルズ》、《青い水平線》などのチェザリーニ作品を取り上げており、どれも熱狂的な好評を得ている。初秋の一夜、マンハッタンから江戸・浮世絵の世界までを一気に駆け抜ける、飯森&TKWOならではのひとときを、ぜひお楽しみに!〈敬称略〉

※出演者・曲目・時間等は変更になる場合がございます。