岩井直溥氏の訃報に接し、東京佼成ウインドオーケストラ一同、謹んで哀悼の意を表し、氏のご冥福を心からお祈り申し上げます。
突然の訃報に接し驚愕するばかりです。
1月24日、岩井先生は今年もニューサウンズ・イン・ブラス(NSB)の制作が行われた麹町のスタジオまで足を運ばれ、編曲された「風になりたい」の収録になると自らタクトを執られました。
40年に及ぶ先生の指揮とTKWOの演奏は阿吽の呼吸で進んで行き、NSB42作目がリリースされました。また来年も先生と一緒にNSB作りをと、TKWO一同心に期してスタジオを後にしました。
が、とうとう叶わぬこととなりました...。
吹奏楽曲の分野にポップス曲を提示され、確立して下さったご功績に対し深甚の敬意を表します。またTKWOに演奏の機会をくださり、先生の目指された世界創りのお手伝いをさせて頂くことが出来たことを誇りに思います。併せて、40年を越えるご厚情に感謝するばかりです。
岩井先生ありがとうございました。どうぞゆっくりおやすみ下さい。そしてこれからも、TKWOの演奏をお見守り頂き、楽しみに聴いて下さいませ。
東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)
楽団長 岡原良之