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Concert Information
コンサート情報

特別演奏会
~初代常任指揮者汐澤安彦を迎えて~

  • 日時

    2025年2月17日(月)
    開演:19:00(開場:18:15)
  • 場所

    東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル
  • 指揮

    汐澤安彦
  • 曲目

    アルヴァマー序曲/J.バーンズ
    序曲「バラの謝肉祭」/J.オリヴァドーティ
    風紋(原典版)/保科洋
    アルメニアン・ダンス パートⅠ/A.リード
    狂詩曲「スペイン」/E.シャブリエ/M.H.ハインズレー 編
    バンドのための「ゴジラ」ファンタジー/伊福部昭/和田薫 編
    交響詩「ローマの松」/O.レスピーギ/G.M.デュカー 編
  •   
  • チケット

    • S席:6,000円
      A席:5,000円
      B席:4,000円
      U25:3,000円

      ※全席指定・税込
      ※U25(A席orB席エリア)は、25歳以下の方のための割引サービスです。公演当日は年齢を証明できるものをご持参ください。
      ※未就学児のご入場はご遠慮ください。
      ※お申し込み後の変更・キャンセルはお受けできません。
      ※公演中止の場合を除き、払い戻しはいたしかねますので、あらかじめご了承ください。
    • 発売日

      【会員先行】2024年10月16日(水)
      【一般発売】2024年10月23日(水)

      ※会員先行は定期会員・サポーターズクラブ会員対象
    • お申し込み

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      プレイガイド

  • 聴きどころ

    令和に轟く初代の響き

    日本人指揮者のレジェンド、汐澤安彦。管弦楽分野・教育分野と、その功績は枚挙にいとまがないが、特に吹奏楽分野での数々の名演は珠玉のものである。まだまだ吹奏楽のレパートリーが不足していた1970年代より30年近くにわたってTKWOをはじめとする数々の吹奏楽団と毎年行っていた膨大な量の新譜レコーディングは、今も変わらぬ選曲の礎となっている。そして何よりもライヴ演奏での「熱量」の高さは他の追随を許さない。教え子たちが中心となって定期的に行う管弦楽・吹奏楽の公演「SIOフィル」に多方面の音楽家たちが詰め掛けるのは、その共感の顕れだ。
    そんな汐澤がTKWOを指揮しライブで演奏するのは久しぶりだ。2022年3月の特別演奏会での出演も予定されていたものの実現できなかったため、まさに待望の共演となる。
    前半は汐澤が広めた、と言っても過言ではない吹奏楽オリジナル作品の数々。前述のように汐澤は膨大な数の吹奏楽作品を日本に紹介してきたが、今回はその中でも特に汐澤が再演を重ねてきた曲が並ぶ。かつて名盤に刻まれたバーンズ『アルヴァマー序曲』での快演やオリヴァドーティ『バラの謝肉祭』での荘重な表現を思い起こして胸が熱くなる古くからの吹奏楽ファンは多いだろう。そこに連なる保科洋『風紋』は原典版での演奏。懐かしさのなかに新しさが響く選曲はまさに象徴的で期待が高まる。その上で、もはや古典的名曲とされるリード『アルメニアン・ダンス パートⅠ』がどう料理されるのか、興味は尽きない。
    後半は汐澤の真骨頂である管弦楽の編曲作品から。シャブリエ『スペイン』は数ある汐澤のレパートリーの中でも十八番と言えるもので、変幻自在な汐澤の表現力が存分に味わえる一曲。伊福部は汐澤がその作品の演奏をライフワークとして位置付けている作曲家。その最も有名な曲である映画音楽『ゴジラ』を再構成した吹奏楽編曲を汐澤指揮の実演で聴ける機会は貴重だ。そして最後を飾るのは汐澤の壮大な世界観が存分に発揮されるレスピーギ『ローマの松』。バンダを伴っての今回の演奏は、一大スペクタクルとして多くの人の記憶に残ることになるだろう。
    TKWOの初代常任指揮者を務めていた1972年頃とは楽団員は入れ替わっているが、汐澤が刻んだ魂は根底にある。当時と変わらぬ熱量を保ちつつ86歳となり益々の円熟味が加わったタクトが、現在のTKWOからどのような「汐澤節」を引き出すのか。令和の汐澤を聴き逃すな。

    中橋愛生(TKWO楽芸員)
  • 主催

    一般社団法人東京佼成ウインドオーケストラ

※出演者・曲目・時間等は変更になる場合がございます。