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第149回定期演奏会

  • 日時

    2020年6月20日(土)
    開演:14:00(開場:13:00)
  • 場所

    東京芸術劇場 コンサートホール
  • 指揮

    大井剛史(正指揮者)
  • 曲目

    主題と変奏/A.シェーンベルク
    交響曲 第3番/V.ジャンニーニ
    交響曲 「ワインダーク・シー」/J.マッキー
  •   
  • チケット

      • S¥6,000
      • A¥4,500
      • B¥3,500
      • C¥1,500
      • C¥2,000
      • s60¥3,600
      ※各種割引についてはこちらをご覧ください。
    • 発売日

      定期会員券
      【優先予約(継続)】
      2019年10月15日(火)~2019年11月21日(木)
      【会員先行予約】
      2019年11月27日(水)~2019年12月3日(火)
      【一般予約】
      2019年12月4日(水)~2020年4月28日(火)
      一回券
      【会員先行】2020年1月15日(水)
      【プレイガイド先行】2020年1月16日(木)
      【一般発売】2020年1月22日(水)
    • お申し込み

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      プレイガイド

  • 聴きどころ

    “むかし”と“いま”を突き抜ける、マエストロ大井の自由な指揮棒(タクト)!

    富樫鉄火(音楽ライター)

     第2次世界大戦中、ナチス・ドイツを逃れて、多くの芸術家がアメリカにわたった。12音技法で知られるオーストリアの作曲家、アルノルト・シェーンベルク(1874~1951)もそのひとりだった。両親ともにユダヤ人だった彼は、1933年、避難民のような形でアメリカに亡命する。すでに名声を得ていただけあって、さっそく出版社から「アメリカの高校生向けに、吹奏楽曲を書いてほしい」との依頼が。
     ここで生まれた曲が《主題と変奏》作品43aである。つまりこの名曲は、シェーンベルクなりの「高校生向け」吹奏楽曲だったのだ。確かに無調ではないし、主題が変容・展開していく構成は知的で、響きも最先端。譜面ヅラも16分音符より、4分/8分音符のほうが多い。これなら高校生でも演奏でき……なかった。こんなの、高校生には無理。シェーンベルク自身、そのことを予想していたのか、同時に管弦楽版も書き進めており、こちらが作品43bとして先に初演された。では、いったい、どこが「高校生向き」でないのか……? 当日、みなさんの耳でご確認いただきたい。
     シェーンベルクの逝去から7年後の1958年。世界の音楽界はさらに新しい空気に包まれていた。この年、海外ではベリオの《セクエンツィア》、メシアン《鳥のカタログ》などが、日本では黛敏郎《涅槃交響曲》、三善晃《交響的変容》が書かれた。そんな時期に、あえてむかしながらの、こってりしたロマン派風味満点の吹奏楽曲を書いたアメリカの作曲家がいる。アルフレッド・リードの師でもある、ヴィットリオ・ジャンニーニ(1903~1966)、その交響曲第3番だ(彼は生涯に交響曲を5曲書いたが、この第3番だけが吹奏楽編成で、ほかは管弦楽)。いかにもイタリア系を思わせる明るい旋律と展開は時代性を超越しており、いま聴いても、古さなど微塵も感じさせない。
     つまり、この日の定期演奏会前半は、「むかし(戦時中)に書かれた新しい音楽」と「新しい時代(戦後)に書かれたむかし風の音楽」がならぶのだ。プログラムの面白さで唸らせる、大井剛史ならではの構成である。
     そして後半は、近年、吹奏楽界でたいへんな話題となっている、ジョン・マッキー(1973~)の交響詩《ワインダーク・シー》全曲が演奏される。“いま”を生きるアメリカの人気作曲家が、“大むかし”(紀元前)の叙事詩『オデュッセイア』を、どのように“料理”したか。コンクールの抜粋演奏では絶対に味わえない、全3楽章でこそ伝わる壮大な航海に旅立とう。
     3曲とも、アメリカで生まれた曲なのに、驚くほどのちがいがある。マエストロ大井のタクトは、“いま”と“むかし”を突き抜ける自由な精神に充ちあふれているようだ。<敬称略>

※出演者・曲目・時間等は変更になる場合がございます。

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