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首席客演指揮者 飯森範親が語る!第159回定期演奏会の聴きどころ!

2022/09/22
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2020年の就任からコロナ禍での2年にわたる空白期間を経て、今年2月にTKWO首席客演指揮者として2年越しの登壇を果たした飯森範親とお送りする第159回定期演奏会が、いよいよ今月末に迫ってまいりました!
2月・3月に続く今年3度目のこの共演に先立ち、本公演をさらにお楽しみいただけるよう、飯森氏とのインタビュー形式でその魅力をご紹介いたします!

Q.首席客演指揮者就任後、コロナ禍の影響で2年越しの登壇となった際の心境などお聞かせいただけますか?

(飯森)今まで経験したことがない状況への戸惑い。受け入れ難い演奏会が中止、延期となる現実。それどころか社会活動がストップしてしまうなど、誰が想像したでしょうか。気持ちを前向きに維持することが難しいその時期を乗り越え、またこうして皆さんと演奏会で時を共有できること、当たり前だと思っていたことがそうではないことを知らされた後の今はなんと幸せなことか!!

Q.F.チェザリーニ「青い水平線(ブルー・ホライズン)」は、中止となった第148回から2年越しの演奏となります。お客様にとっても待望の曲目となりますが、TKWOにどのような期待がございますか?

(飯森)世界最高峰のTKWOとこの作品を演奏できる意味...それは、わかりやすくシンプルに書かれたこの作品はとにかく美しく、透明で清々しい響きでなければなりません。一点の曇りもあってはならず、地球への敬意が感じられなければ演奏する意味がわからなくなってしまいます。それがTKWOでは可能になる、そこに期待しています。

Q.米空軍バンド委嘱によるP.スパーク「ダンス・ムーブメント」とJ.バーンズ「交響曲 第3番」では、日本では馴染みの薄い「吹奏楽×チェロ」での演奏となりますが、その狙いをお聞かせください。

(飯森)今回、あえてオリジナルにチェロを必要とする作品を2曲取り上げます。吹奏楽にコントラバスを加えて管楽器の低音に色を与えることは普通に行われます。この作品でのチェロの存在はその扱いが異なり、チェロでなければ表現できない重要なファクターとして現れます。管楽器だけの響きに登場するチェロのソロそしてその音色は、突然異質な物として心に突き刺さります。作曲家の狙い、意図を会場で感じていただけると思っています。

Q.今年3月の特別演奏会にて「(TKWOとの関係は)まだまだこれから」とお話しいただきましたが、今後TKWOと挑戦したいことはございますか?

(飯森)作曲家が管楽器、打楽器、時にはコントラバスやオルガン、特殊楽器も使用するようなオリジナル作品を初演も含めて紹介していかれたらと思っています。TKWOの表現力の限界に挑戦するような、そんなコンサートをさせていただけたら嬉しいですね。

Q.ズバリ、今回の「聴きどころ」をお聞かせください。

(飯森)クジラの鳴き声、チェロのソロ、音色...そして興奮のるつぼとなるであろうテンポ感!?などなど、聴きどころ満載です!

Q.最後に、ご来場いただく皆さまにメッセージをお願いします。

(飯森)是非、オリジナルの名曲を生演奏で体験していただけたら嬉しいです。会場でお待ちしております。

2022年9月30日(金)「第159回定期演奏会」へ、ぜひお越しください!

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