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コンサート情報

第133回定期演奏会

終了しました

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  • 日時

    2017年4月29日(土)
    開演:14:00(開場:13:00)
  • 場所

    東京芸術劇場 コンサートホール
  • 指揮

    秋山和慶
  • 曲目

    オリエント急行/P.スパーク
    ピアノと吹奏楽のための協奏曲(TKWO委嘱作品・世界初演)/長生 淳
    交響詩「海」/C.ドビュッシー/木村政巳 編
    バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲/M.ラヴェル/仲田 守 編
  • ソリスト

    金子三勇士(ピアノ)
  •   
  • チケット

    ※全席指定、税込
    ※未就学児のご入場はご遠慮ください。
    ※お申し込み後の変更・キャンセルはお受けできません。
    ※公演中止の場合を除き、払い戻しはいたしかねますので、あらかじめご了承ください。
    ※各種割引についてはこちらをご覧ください。
  • 聴きどころ

    長生淳コメント
    わたしは、書いた譜面をそのまま音にしてもらいたいとは思っていません。そうではなく、演奏する方々が譜面をもとにその場で思うさま創造する、そういう演奏をしてもらえると嬉しく思うのです。もちろん、TKWOの方々は音楽を豊かに生みだす名手ばかり、これまでのご縁の中でも曲を大きくふくらませて立ち上らせていただきましたし、このたびも大いに期待しております。金子三勇士さんもまた譜面をこえたところで、言葉を語るようにあるいは息をはくように音楽を紡ぐ方とお見受けしています。溢れんばかりの生命力をあますことなく注ぎ込む金子さんの強靭な音楽を、TKWOの面々が迎え撃ち丁々発止と火花を散らす……そのお膳立てをするのは楽なことではありませんが、楽しくやりがい があり、かつ自分の中では得手なほうだと思っております……この想像するだにぞくぞくするようなやりとりを、ぜひみなさん挙って聴きにおいでください。


    指揮 秋山和慶 プロフィール
     1941年生まれ。故斎藤秀雄のもとで指揮法を修め、1963年に桐朋学園大学音楽学部を卒業。1964年2月に東京交響楽団を指揮してデビューののち同団の音楽監督・常任指揮者を40年間にわたり務める。その間、トロント響副指揮者、アメリカ響音楽監督、バンクーバー響音楽監督(現在桂冠指揮者)、シラキュース響音楽監督を歴任。サンフランシスコ響、クリーヴランド管、ロサンゼルス・フィル、フィラデルフィア管、ニューヨーク・フィル、ボストン響、シカゴ響、ロイヤル・フィル、NDR北ドイツ放送響、ケルン放送響、スイス・ロマンド管、チューリッヒ・トーンハレ管などに客演している。
     1991年東京響創立45周年記念ワールドツアーでは全公演を指揮して大成功をおさめ、1994年には同団第400回定期演奏会を記念したシェーンベルクの歌劇「モーゼとアロン」(演奏会形式)を指揮、各紙から絶賛を博し同年音楽界最大の話題となった。また同公演のCDは各レコード誌より国内外で高く評価された。ふたたび1996年東京響創立50周年記念ヨーロッパ公演を指揮して同公演を成功に導き、2001年には同団創立55周年トルコ・イタリア公演を指揮し各地で好評を博した。1997年にシェーンベルク:ヤコブの梯子、ヤナーチェクの歌劇「利口な女狐の物語」(舞台上演形式)、2000年ラッヘンマン:歌劇「マッチ売りの少女」(演奏会形式・日本初演)、ヤナーチェク:歌劇「カーチャ・カヴァノヴァー」(原語による日本初演)、2003年にはジョン・アダムズ:「エル・ニーニョ」(日本初演)を取り上げるなど常に新たな挑戦を続けている。 これまでに第6回サントリー音楽賞(1975年)、芸術選奨文部大臣賞(1995年)、大阪府民劇場賞(1989年)、大阪芸術賞(1991年)、第36回川崎市文化賞(2007年)、広島市民賞(2008年)をはじめ、東京響とともに毎日芸術賞(1994年)、第8回京都音楽賞大賞(1993年)、モービル音楽賞(1996年)、第29回サントリー音楽賞(1997年)を受賞。2001年11月に紫綬褒章、2011年6月には旭日小綬章を受章。2014年度文化功労者に選出。同年中国文化賞(広島)、徳島県表彰特別功労賞を受賞、2015年渡邉暁雄音楽基金特別賞を受賞。
    2014年指揮者生活50年を迎え、2015年2月には回想録「ところで、きょう指揮したのは?」 (共著/アルテスパブリッシング刊)を出版。
    現在、東京交響楽団桂冠指揮者、広島交響楽団音楽監督/常任指揮者、九州交響楽団桂冠指揮者、中部フィルハーモニー交響楽団アーティスティック・ディレクター/プリンシパル・コンダクターを務めるほか、洗足学園音楽大学教授として後進の指導に当たっている。

    ピアノ 金子三勇士 プロフィール
    1989年、日本人の父とハンガリー人の母のもとに生まれる。
    6歳よりハンガリーのピアノ教育第一人者チェ・ナジュ・タマーシュネーに師事、単身ハンガリーに留学し祖父母の家よりバルトーク音楽小学校に通う。1997年と2000年に全国連弾コンクールで優勝し、2001年には全国ピアノコンクール9~11歳の部で優勝。
    2001年(11歳)飛び級でハンガリー国立リスト音楽院大学(特別才能育成コース)に入学、エックハルト・ガーボル、 ケヴェハージ・ジュンジ 、ワグナー・リタの各氏に師事。
    2006年(16歳)全課程取得とともに日本に帰国。東京音楽大学付属高等学校2年に編入し、清水和音、迫昭嘉、三浦捷子の各氏に師事。
    2009年シャネル ピグマリオン・デイズ アーティストに選ばれ、銀座シャネル・ネクサス・ホールにて定期的にリサイタルを行う。
    2010年10月にリリースされたデビューアルバム「プレイズ・リスト」はレコード芸術誌の特選盤に選ばれた。2011年第12回ホテルオークラ音楽賞を受賞。2012年第22回出光音楽賞を受賞、また優れた若手芸術家を支援するために設立されたアーカイム日露友好協会の奨学生となる。2012年第4回C.I.V.C.ジョワドヴィーヴル賞を受賞。2013年、平成24年度上毛賞「第10回上毛芸術文化賞 音楽部門)」を受賞。 2014年には、ゾルタン・コチシュ指揮/ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団とツアーを行い、好評を博した。2015年1月には準・メルクル指揮/読売日本交響楽団定期演奏会に出演。
    これまでに小林研一郎指揮/読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、大阪センチュリー交響楽団(現日本センチュリー交響楽団)、下野竜也指揮/京都市交響楽団などと共演、また広上淳一指揮/東京音楽大学シンフォニーオーケストラのヨーロッパ公演のソリストに選ばれ、ミュンヘン、ウィーンにてリストのピアノ協奏曲第2番を演奏し好評を博した。その他、今までにハンガリー、アメリカ、フランス、ドイツ、オーストリア、スイス、ギリシャ、ルーマニア、チェコ、ポーランド、中国などで演奏活動を行なう。
    東京音楽大学ピアノ演奏家コースを首席で卒業し、同大学院器楽専攻鍵盤楽器研究領域を修了。
    新星ピアニストとして今後の活躍が期待されている。
    スタインウェイ・アーティスト。

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