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コンサート情報

第160回定期演奏会

終了しました
  • 日時

    2023年1月28日(土)
    開演:14:00(開場:13:15)
  • 場所

    なかのZERO 大ホール
  • 指揮

    ユベール・スダーン
  • 曲目

    13管楽器のためのセレナード Op.7/R.シュトラウス
    アルプスの詩/F.チェザリーニ
    交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」/R.シュトラウス/大橋晃一 編
    歌劇「ばらの騎士」組曲/R.シュトラウス/酒井 格 編

    コンサートプログラムPDF
  •   
  • チケット

    • 1回券

      全席指定:6,000円
      U25割引:3,000円
    • 発売日

      一回券
      【会員先行】2022年11月10日(木)
      【一般予約】2022年11月17日(木)
    • お申し込み

      東京佼成ウインドオーケストラチケットサービス

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      プレイガイド

    • 主催 一般社団法人 東京佼成ウインドオーケストラ
      後援 一般社団法人全日本吹奏楽連盟、東京都吹奏楽連盟、公益社団法人日本吹奏楽指導者協会、
         公益財団法人日本音楽教育文化振興会、一般社団法人日本管打・吹奏楽学会、一般社団法人日本吹奏楽普及協会、
         日本コロムビア株式会社、株式会社テレビマンユニオン
      助成 文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
  • 聴きどころ

    リヒャルト・シュトラウス&ホルン、名匠が奏でる輝きの饗宴!

    富樫鉄火(音楽ライター)
     2021年4月に開催予定だった第153回定期演奏会は、3度目の登壇となるはずだったオランダの名匠、ユベール・スダーンが新型コロナ禍の影響で来日不能となった。そこで急きょ、首席客演指揮者・飯森範親の代役登壇が決定……したものの、緊急事態宣言の発出で、開催自体が中止となってしまった。
     あれから2年弱、ついにスダーンが、当初の曲目のまま、正式登壇する!
     東京佼成ウインドオーケストラの人気レパートリーには、リヒャルト・シュトラウス(RS)作品が多い。スケール豊かなRSの曲は、その多くにホルンの聴かせどころが用意されている。RSの父親は、プロのホルン奏者だった。そのため、ホルンは幼少期から身近な楽器だったのだ。2つのホルン協奏曲はいうまでもないが、大編成オーケストラのなかでこそ、RSのホルンはひときわ輝いて響く。
     今回は、そんなホルンが大活躍するRSの名曲がずらりと並んだ。スダーン自身、若いころ、ホルン奏者だった。これ以上の組み合わせはないだろう。
     《13管楽器のためのセレナード》は、RSが18歳のときの出世作。文字通り「13人」の管楽器奏者のために書かれたが、どの楽器も原則2人編成なのに、ホルンのみ4人が指定されている。
     交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》は、主人公ティルのテーマを、ホルンが担当する。原曲スコアではⅠ~Ⅳの4人だが、オプションとしてⅤ~Ⅷがあり、計「8人」分のパート譜が用意されている。しかも、通常、ホルンはⅠ・Ⅲが高音部を、Ⅱ・Ⅳが低音部を吹き分けることが多いのだが、ここでは1番奏者が一人で低音から高音までを吹かねばならず、至難のテーマとして知られている。おなじみ大橋晃一による新編曲初演である。
     歌劇《ばらの騎士》組曲も、定期では再演となる人気曲だ。これまた、冒頭からホルンの〈咆哮〉ではじまる。元帥夫人の閨房シーンである。その後の主要場面も、ことごとくホルンが受け持つ。どれもが〈リヒャルト節(ぶし)〉とでもいいたくなる、独特の響きである。
     そしてもう1曲、薬味のように加えられているのが、日本でも大人気、フランコ・チェザリーニの《アルプスの詩》だ。RSの《アルプス交響曲》にインスパイアされて生まれた曲だ。もちろんここでもホルンが大活躍する。
     果たして、名匠スダーンは、なかのZEROでどんな響きを聴かせてくれるのか。ぜひ当日、会場でご確認いただきたい。〈敬称略〉

※出演者・曲目・時間等は変更になる場合がございます。