楽器を弾いてると左手が痛くなります。前はそんなことなかったんですが、ネックを強くもちすぎなんでしょうか?
さて、左手の痛みについて考えて見ましょう。あなたの場合は、いくつか原因が考えられます。
1、楽器の問題。
指板の一番下の切れ目の部分、そこと弦との間隔はどれくらいあいていますか?
大体目安として、G線で1cm以上だったらあきすぎで、弦が指板から離れすぎということになります。そうなると必要以上に、弦を押さえつけなくてはいけなくて、そのために筋肉疲労が起こり、手が痛いという可能性があります。
2、フォームの問題
手首と腕は正しい形を作っていますか?G線の上に指を置いたときに腕と手の甲があまり角度を作っていてはいけません。なるべくやわらかな曲線を描くようにしてください。そのために、楽器を少し傾けなくてはいけないかもしれませんが(自分の方に)、エンドピンを含め一番楽な方法を探してみてください。
3、関節がまだ弱い場合
教則本はお持ちですか?よく読んで、1,2,4の正しいフォームを身につけて下さい。そして普段から(例えば授業中に机の下で見つからないようにとか?)その形をすぐ作れるように努力してください。そして指の第一、第二関節がしっかりするようトレーニングしてください。でも、だるくなったらすぐやめること。こつこつ、疲れないようによるのがコツです。
痛みがどれくらいか、どういう痛みか分からないので、色々書いてみました。でも、痛いときには休んで下さい。痛みがあるということは炎症が起こる可能性があるということですから。そして休んでいるときになぜ痛むのか、考えて下さい。コントラバスを弾くというのは決して痛みを伴うものではないからです。痛いときには、多分楽器か、あなたのフォームに問題があるのだと思います。色々チェックしてみてくださいね。
前田 芳彰