contrabassコントラバス
最近楽器を弾いていると右手の方が時々腱鞘炎を起こすことがあるのですが脱力できていないということなのでしょうか？また脱力するときに何かイメージのようなものは有るのでしょうか。
右手が腱鞘炎を起こすのですね。僕は医者ではないので、ちゃんとしたことは言えませんが、時々起こしてしまうということは、きちんと完治しないうちに弾いたりしていませんか？とにかく炎症を治しましょう。痛みを感じながらさらうと、その場所をかばってしまい、ちゃんとしたフォームを身体が覚えてくれません。
・・・脱力の問題は文章で説明するのはとても難しいのですが、僕なりの考えを書いてみますね。僕は１日の練習を始めるときに必ず開放弦のロングトーンを練習します。開放弦を６０くらいのテンポで、４拍、８拍をやります。音量は、ｍｆ以下です。その時に指先、手のひら、手首、腕、肘、肩の順で楽な状態になっているか、チェックします。その時に弦の振動がピッチカートと同じような、左右に均等に振動しているようにします。そして脱力をするために大事な事なのですが、呼吸をゆっくり、楽にするようにします。こうして、ロングトーンを練習すると、自分の腕が必要最小限の力で動かせるようになると思います。でも、大事な事なのですが脱力のための脱力に陥らないように気をつけて下さい。ほんとうにいい音で楽器が鳴っているときには、その奏者なりの脱力ができているのだと思います。・・・何度も書いてすみませんが腱鞘炎、きちんと直してくださいね。
前田 芳彰
