フルート4年目の高校生です。
私は普段、チューニングするときに音を出してから機械で確認するようにしています。そのときは音のイメージや吹き込む感覚で音程は合うのですが、いざ合奏になると全然合いません。精神的な問題が大きいとは思うのですが、なにを意識しても改善せず本当に困っています。
そこで質問なのですが、合奏で自分の音が聞き分けにくいときや苦手な音が出てきたとき、変に緊張してしまったとき、どのようなことを意識して合わせるようにしたらいいでしょうか。また、音程をとるためのいい練習があったら教えてください。
以前にも似たようなご質問を別の方からもいただきました。
音程感覚でお困りの方は、全国的に多いと思います。
難しい問題ですよね。
これはもはや感覚の問題で、自分の音が聴けないのではなく、自分の音に
意識のマイク(耳)をフォーカス出来ていない、というイメージの部分だと思います。
人間の耳というのは相当性能が高いらしく、音として鳴っているものをほとんど
聴き取ることが出来ているらしいですね。
電車の車内など、数値で言うとかなりの騒音レベルなのに、人間の脳が
『今、必要ない』と判断してノイズをカットしたりするから、普通に車内で
会話などが出来ているようです。
合奏中の音も同じで、鳴っている全ての音は一応聴こえているはずです。
あとは、周りで音が鳴っていても自分の音をしっかりフォーカスして外さない
ような意識を持つことや、周りのピッチの情報を正しく解析して、そこに
自分を合わせていく能力を付けていく事ではないでしょうか。
例えて言えば、トゥッティで一緒のフレーズを吹いているトランペットが仮に
ピッチが高くなってしまったとして、それに気付いて自分も高めに調節出来るか、
といったことですね。
正しい音程感覚を付けるための練習方法については、当サイトのバックナンバーlをご覧ください。
練習方法が明記してあります。
基本となる音程感覚が身に付いたら、あとは合奏のなかで経験を
たくさん積むことです。
時間はかかりますが、落ち着いて是非やってみてください♪
【Fl.&Picc.丸田悠太♪】