contrabassコントラバス
最近、G線からD線など、弦から他の弦に移動する際に、また普通に弾いたときうぃーとか擬音語では表せないような変な音がでてしまうときがあります。でもすぐに普通の音に戻ります。弓に塗る松脂(コルシュタインを使用しております)はバンドジャーナルや、シマンドルの教本のとおり塗っておりますが、縫っても音量が増えるだけで、何も変わりません。何が問題なのでしょうか?またどう改善していけばよろしいでしょうか?
これは楽器を見て見ないと正しいことが言えないのです。思いついたままに原因ではないかと思われることを並べるしか答える方法がないことを理解しながら読んでください。
まず、弦の問題。弦が古くなっていませんか?あるいは新しくても、高い倍音の出やすい弦を使っていませんか?
一般的に、ジャズなどで多く使われる弦は弦の振動が減衰せずに、なおかつ高い倍音が出やすい傾向にあります。
その弦をあまり慣れていない人が使うと音がひっくり返る事があるようです。あと、あまりに安い弦だとレスポンスが悪くて、良い音がしません。僕が現在使っている弦はピラストロ/ フラットクロームスチールオロジナル、ダダリオ/ヘリコア、トーマスティック/ベルカントなどです。
あと弓の毛は古くなっていませんか?やはり古い毛だとちゃんと弦をつかまえてくれないので音がひっくりかえりそうになります。弓の毛を張りすぎても音がひっくり返りやすくなります。
最後は奏法の問題、移弦のときに力が入りすぎると質問のような事が起こる可能性があります。
前田 芳彰