fluteフルート
フルートの練習の中の基礎練で、ロングトーンをやりながらチューナーを見て音程を合わせる、という作業(?)をやっているのですが、ハイA,ハイAs(←3オクターブ目)の音が非常に低くなり、チューナーのメーターを見ると、「-40」になったりもします。これは運指が正しく出来ていないからなのでしょうか?それとも呼吸法がいけないのでしょうか?又、自分が持っている運指表に載っている運指と、指導者が教えてくれる運指とは違うときがあります。プロの方がお持ちになっている運指表(3オクターブ目のCから上)があれば見せて頂けますでしょうか?
まず、Aの運指=左・親指+中指、右・人差し指+小指(Es)。 Asの運指=左・中指+薬指+小指、右・小指(Es)。これが基本の運指です。これで2音のチューニングがあまりにも定まらないというのは、息の圧力のかけ方がAsの時に弱いか、楽器の調整の問題ではないかと思われます。逆に、Asの運指が右手の中指+薬指も加えているなら、-40は当然です。この運指は演奏時に大きな音で吹いた時にAsの音程が上ずらないようにするための替え指です。フォルテの音、例えば高音のAsが高い、Gが高い、Fisが高い・・・ピアノの音では高音Bが低い、Aが低い・・・などと高音域は安定しないものです。それを避けるためにラクに吹くための替え指がいくつもあります。替え指を使うときにはそういった事情を差し引いてくださいね。指導者の方が違った運指を提示されるのは、演奏時の替え指だと思いますよ。それに、基本の運指表に学生用やプロ用はありませんので安心してください。♪前田綾子