タンポの水滴(キーを離すとペタペタなるとき)をとるのに、「パウダーペーパー」というのがありますが、あれは粉をホールにつけるんですよね?
僕はなんか怖くて、クリーンペーパーだけですましますが、(それで改善されるので。)パウダーペーパーは使い続けると楽器に不具合が生じますか?
パウダーペーパーに関するご質問ですね?ちょうど良い機会なので、これは是非他の楽器の皆さんも知っておいてもらいたい事です。
まず"タンポがペタペタしてキィの離れが悪くなる"という現象について考えてみましょう☆
この現象は"タンポと音孔(トーンホール)との間にホコリなどの非常に微細なゴミが挟まり、それらが水分を含むことによりタンポと音孔に吸着する"ということを表します。
この現象は、楽器を演奏していればいつか必ずやってくる、逃れられないことなのです(+_+)
ですが、ここで慌ててはいけません!
まず始めの対処法として、『クリーニングペーパー』(もしくは、それに準ずる非常に薄い紙)を使って下さい♪
使い方は、タンポ(キィ)と音孔の間にクリーニングペーパーを通し、優しく数回押して(挟んで)あげてください。
ここでの注意すべきポイントは、「絶対にクリーニングペーパーを挟んだまま、引き抜いたりしない!」ということです!
ペーパーとの摩擦で、下手をするとタンポが破れてしまいますよ~
( ̄□ ̄;)!!
これでもダメな場合の次の対処法は、『出来るだけ早く楽器屋さんに持って行き、タンポクリーニングをしてもらう』です♪
タンポと音孔にヨゴレが溜まってしまっては、もうはっきり言って専門の技術者に任せるのが、楽器にとっては一番良いのです☆
そして、最後に登場するのが"パウダーペーパー"になりますが、これを使う時は緊急事態での応急処置とお考えください。
『すぐには楽器屋さんに行けず、今すぐに何とかしなければいけない!』という場合のみ、クリーニングペーパーと同様の使い方で大丈夫です♪
パウダーペーパーには粉が付いている面と、付いていない面があるのをご存知ですか?
粉が付いている面を音孔側にして使うようにして下さい☆
以上が対処法になりますが、このような事態に少しでもならないために、普段から頻繁に掃除棒を通して、管内の水分を取り除いておくことが大切です♪
ヽ(´ー`)ノ
管楽器は息を通して音にする以上、必ず管内に水分が溜まります。
普段から水分を取り除いてケアしてあげると、楽器やタンポの寿命も長くなりますよ♪
どうぞ参考にされてみて下さいね(^-^)v
【Fl.&Picc.丸田 悠太♪】