合奏のときに先輩と一緒に吹いているとよく
「音色が暗い」
と言われます・・・。
一人で吹くとそんなに目立たないし、むしろ暗く聴こえないのですが、合奏や セクション、パート練をしているとよく言われます・・・。
音色を明るくする方法はありませんか?
音色についての、いわゆる"明るい"だとか"暗い"という印象・イメージは、大変難しい問題です(+_+)
それは、聴く人によって聴いた音色に対して抱く印象が違ってくるので、一概に「こうゆう吹き方をすれば音色が明るくなる」とは言い切れないからです。
まず、この注意点をよく覚えておいて下さい。
ですが、一般的に聴いた人が抱きやすい音色のイメージはお伝えすることが出来るので、これを参考にご自分の音色を研究なさってください♪
まず"明るい"とはどのような音色を言うのでしょうか?
反対に"暗い"と言われる音色にどのような音があるか挙げてみましょう。
"暗い"という印象を持たれやすい場合のフルートの音は、考えられる奏法として
1、リッププレート(頭部管)が内側に向き過ぎて、単純に音程が低い状態になっている
2、アンブシュアに力が入りすぎていて、アパチュアも狭い状態になっている
3、アンブシュアに同じく力が入りすぎだが、逆にアパチュアが広すぎる状態になっている
などが考えられます。
質問者様の「一人で吹いている時はむしろ暗くない・・・」という文章も踏まえると、恐らくですが私が思うところ
"ある特定の音域において、極端にその音域全体の音が低くなっている(音程が)"
という事が考えられるのではないかと思います。
フルートの場合は、高音域はピッチが高くなりやすく、低音域は低くなりやすい。
そして中音域は高めにも低めにも、どちらにも転びやすいという、先天的な楽器の問題が厄介なことに存在します。
先輩から言われた時に、チューナーはお使いになられてましたか?
もしかしたら、中音域以下の部分を一緒に練習された先輩が、全体的に少し低めに取られたピッチから"暗い"と判断されたのかもしれません。
中・低音域に関わらず、全ての音においてピッチはその人の癖が出やすいので、普段から
"自分にはどんな癖があるのか"
また、
"自分はどの音でどうなりやすい(音程が)"
というのを気を付けて、チェックくるのを欠かさないようにされると良いのではないでしょうか?
頑張ってください!
【Picc.丸田 悠太♪】