初めまして。
私はフルートをはじめて5年目になるのですがなかなかいい音に巡り会えません。
そこで最近悩んでいることがあります。
?いつも音が散ってしまうのですが、息をまとめるにはどうすればよいのですか?
?とてもふわふわしていて安定感のない音で、揺れてしまうのですが音に芯をを作りたいです。どうしたら芯のある安定した音になりますか?
フルートが大好きで上手になりたいです。
なのでよろしければ教えていただけませんか。
お願いします。
こんにちは♪
まずは鏡を用意してください。
フルートという楽器は、唇から楽器に息を伝えるにあたって息をまとめる媒体が存在しません。
そのため、唇の形(アンブシュア)をしっかり形成してあげることが、効率良く楽器に息を伝えることに繋がり、最終的には音色の向上をもたらすことになります。
まず鏡を見ながら、唇の量端それぞれ約1.5センチメートルづつくらいをしっかりと閉じ、唇の中心に吹き出す息の通り道を集めてください。
この時の中心の穴は横幅約1センチメートル強、高さ約3ミリメートル程度をイメージしてみてください。
笑った時に表情筋で出来る筋が、唇の縁あたりから鼻筋にかけて見えるくらい、かなり強い力で量端を閉じてあげてください。
初めは皆さん大抵『こんなに力入れるんですか?』とびっくりされます。
更にこの時に注意することがあります。
一つは"下唇には力を入れず、リッププレートにただ押し潰すだけ"ということです。
下唇に力が入ってしまい厚みが出てしまうと、上唇に更に余計な力をかける必要が出てきてしまい、音色の悪化に繋がります。
次に、息をまとめた中心部分"唇の先端部分は力を入れず、尖らないよう注意する"ことです。
息を吐き出している先端部分が閉じてしまうと、出ていく息の径が細くなり、これも音色の悪化を招きます。
息を吹く時に、唇の先端が伸びたりしていないか注意してください。
最後に、口の中をなるべく広く取り"母音のオと言っているつもりで"吹いてみてください。
以上のことを複合的にやっていただくことで、先にも述べたように息を効率良く唄口に伝えることが出来、音色が以前よりまとまるはずです。
特に五線の中の音以降、中低音での音色が引き締まり、輪郭のはっきりした音色になると思うので、是非鏡とにらめっこをしながらチャレンジしてみてください。
唇というのは人によって厚みや大きさが異なることから、ご質問者様の唇に合った最適なアドバイスを見付けるためにも、最終的には出来れば専門家のレッスンを受けていただくのが一番の近道になります。
もし可能でしたら受けてみてくださいね。
頑張ってください♪
【Fl.&Picc.丸田 悠太♪】