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フルート179|フルート|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

fluteフルート

ピッコロ高音域でのppをキレイに吹き始めるのと、そのまま吹き続けるには、どのような練習方が必要になるか教えていただきたいです。

現在練習している吹奏楽の曲中、ppでレガートな部分に途中から高音域のE、G、のppで加わる所があります。(バイオリンパートとして)

しかし、いつも頭が大きくなってしまうか、かすれて遅れて出てしまい、音量もあまり下げられません。。

よろしくお願いします。

こんにちは♪

管楽器での音量というのは=息の量です。

フルート(ピッコロ)も同様で、これを調節してダイナミクスを変化させている訳です。

ですが単純に息の量を減少させただけでは、綺麗にppでは鳴ってくれません。

フルートには音量に応じたアパチュアの大きさの調節が必要不可欠になってくるからです。

弱音で吹く時は息の量が減少しますが、同時に"アパチュアを狭くする"という

行為が丁寧に行われる必要があることを、まず覚えておいてください。

このコントロールを身に付けるための練習方法ですが、その対象の音を無音状態

から緩やかにcresc.をかける(例・オーディオのボリュームつまみを、ゆっくり回して

音量を増やしていくように)練習、いわゆる"ゼロ発進"の練習をしてみてください。

実音が鳴る前に、息の『スーッ』といった無駄なシャーリングが聴こえた場合は、

アパチュアが広すぎるという意味なので、より狭くアパチュアを形作るよう

コントロールしてください。

これをcresc.~decresc.(もちろん無音状態まで、丁寧に)まで一息で行えるよう

練習してみてください。

ピッコロを上手に吹くには、とにかく驚くほど細やかな楽器コントロール、そして

微細な変化を感じる繊細な感覚が大切になってきます。

頑張ってください♪

【Fl.&Picc.丸田悠太♪】

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