中2でフルート吹いてます!
・フルートを吹くときに普通に吹くと、音程が高くなってしまい、音量を抑えると音程が合うんです。でも、自分は音量小さいのは嫌で・・・(管は抜いてもまだ高かったり、1cm以上抜くことになるので・・・)
どうしたら普通に吹いて音程が合いますか?
・フルートのビブラートで、講師の先生(吹奏楽)にはできていると言われたのですが、チューナーを見ると音程が合ってたり、揺れていたり・・・
どうしたら揺れませんか?
・フルートの基礎練で効果的なものを教えてください!(今、ソノリテはやっています!)
ご質問内容が多数ありますので、一つずつ整理していきましょう。
まず音程の上ずりに対してですが、これはリッププレートの当て方を
見直してみてください。
唄口の穴はどれくらい開いていますか?
唄口を下唇で塞ぐのは一般的に1/3から半分と言われていますが、実際に
息を出した状態を鏡で確認してみてください。
私は半分くらい塞ぐのをお勧めしています。
まず単純に、唄口が大きく開いているというのは、言い換えると唇から
射出された息が唄口のエッジに到達するまでの距離を延ばしている、
ということになります。
息はどんなに方向性を持たせていても、筒等の中でない限り気流が乱れ
拡散していきます。
よって、距離が延びるほど出した息に対して実際音に変わっている息の量は
減ることになり、吹奏感の悪化はもとより音色の悪化につながってしまいます。
ですから、あまり唄口を開くことなく、エッジまでの距離感は可能な限り最短距離で
取ることをお勧めします。
恐らく今まで若干外側で吹かれていたのではないでしょうか?
これにより、角度的にも少し内側に向くと思いますので、音程も下がるでしょう。
あとは、口の中を少し広く空間を作るようにしてみてください。
これも若干音程が落ち着きます。
注意していただきたいのは、息を減らしてというようなことは必要ありません。
音量=息の量なので、息の量を減らさず、練習してみてください。
1cmという長さも抜きすぎなので、もう少し入れた状態で調整してください。
第2オクターブ以下の音域がほとんど暗くなってしまいます。
続いてヴィブラートについてです。
ご質問者様が揺れないようにしたいのは音程でしょうか?
ヴィブラートにはかけ方が2種類あり、一つは音程に対して波をかける方法、
もう一つが響きに対して波をかける方法です。
音程が揺れないようにしたいのでしたら、必然的に後者になります。
これは主に喉でコントロールするタイプのかけ方になります。
『う、う、う、う、・・・・・・』というように、息を吐きながら『う』という発音を
切らずに発するようにして、練習してみてください。
習得までの時間は個人差ありますが、出来る人は一瞬でかかります。
是非試してみてください。
最後に基礎練習のことについてです。
基礎練習の内容がどの分野についてフォーカスしたいのかが明記されていない
ため、はっきりとお答えが出来ないのですが、音色についてでしょうか?
「これさえやれば大丈夫!」というような万能の基礎練習というものは無く、
各練習ごとにどの分野について鍛えていくのかが考えられております。
ソノリテは取り組まれているということでしたので、もしでしたらテクニカル面に
的を絞った内容はいかがでしょう?
タファネル&ゴーベールはご存じでしょうか?
テクニカル面をトレーニングするためのメソッドが沢山載っており、音大生必須
レベルの基礎練習です。
もしチャレンジ精神がおありでしたら、是非取り組まれてみてはいかがでしょうか?
どうぞ頑張ってみてください♪