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フルート240|フルート|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

fluteフルート

後輩を教えていて気になったのがタンギングの仕方です。

後輩は、舌つきをしていると言っていますが舌つきが甘いのか私にはそう聞こえず指導に困っています。

どのような指導方法がありますか?

タンギングは舌を付く場所の違いによって発音に大きく差が出てきます。

後輩の方は口腔内のどの部分に舌を付いているでしょうか?

まずは、舌を付く(当てる)場所の確認です。

現在タンギングには、たくさんの種類が存在します。

その中でも、これからお伝えするのは一番スタンダードなタンギングパターンです。

ここで確認していただきたいのが、"舌は上の前歯の生え際から約5mm~1cm後方に下がった場所で付き、歯と唇には触れないようにする"ということです。

歯に触れてしまうと、英語で言うところの"th"のような発音が音に混じってしまい、音の発生が濁ります。

このケースの場合、よく"ツ"という発音をしているのを聴きますので、注意して聴いてみてください。

そして唇に触れてしまうと、今度は"スラップ・タンギング"という、また違う種類のタンギングに近くなってしまいます。

この場合は、舌を先端方向に押し付け過ぎている時に起きます。

よく見るとアパチュアから触れている舌が見えると思います。

以上の舌を付く場所(部分)に注意しながら、今度は舌付きの強さを調節して一番クリアなイントネーションになるようやってみて下さい。

歯並びや口腔内の大きさは個人個人によって違います。

常に自分自身の一番ベストな場所と強さを心がけながら行ってください。

【Picc.丸田 悠太♪】

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