部活でフルートを吹いている高2です。
今度、アンコンでボザの「夏山の一日」を演奏することになりました。
この曲を演奏するにあたって、注意する点などがあったら教えてください。
パートリーダーとして、みんなに的確なアドバイスが出来るようになりたいです。
こんにちは。アンコンシーズン到来ですね♪
ボザの「夏山の一日」の注意点についてですが、ご質問者様は
何楽章を演奏されるのでしょうか?
予選等はどの地区でも大体5分程度だと思われますので、いずれにしても
全楽章は難しいので抜粋、及びカットをすることになりますね。
一応全楽章ポイントを挙げておきますので、どうぞ参考にされてください。
?楽章
冒頭から各パートのソロが連続します。このテーマは最初の印象として非常に
重要で、4小節一息で吹けると良いですね♪
各フレーズの終わりは綺麗に受け渡せていますか?
ダイナミクスの変化だけでなく、曲の盛り上がりに対して音色などでもどんどん
変化させたりして、単調な演奏にならないように気を付けましょう。
?楽章
この楽章はとにかく技術面を研いて、流れる様な連符の嵐が
まるで生きているかのように聴こえると良いですね♪
それぞれのパッセージが受け継がれるときに、パッセージの終わりの音が
力んで固くなり過ぎないように気を付けましょう。
<>(クレッシェンド・デクレッシェンド)も中途半端にならず、大胆に
付けてみてください。
?楽章
冒頭から1stのソロで始まりますが、時間を気にせずたっぷりと音楽的に
歌ってください(といってもアンコンだとそれは難しいですが・・・)♪
メロディに対するハーモニーのバランスと、いかに伴奏がcantabileで
歌えるかが重要です。
装飾音符は重くならないように注意しましょう。
最後の伸ばしは、ブレスを取らずに一息でいけると良いですね。
?楽章
アンコンではもうお馴染み、よく耳にする楽章ですね。
終楽章なので勢いよく演奏したいのですが、ただ単純に速いテンポで
演奏するだけではいけません。
前向きな音楽性が感じられ、かつ少しmaestosoな堂々とした印象が表せると
良いでしょう♪
この楽章もメロディと伴奏とのバランスは特に注意してください。
そしてアーティキュレーションにもご注意を!いいかげんにならないよう、少し
はっきりとしたニュアンスで吹かれてみてください。
以上、ざっとですがポイントを出してみました。
どうぞ練習の時に皆さんで気にしてみてください。
良い戦果を期待しています♪頑張ってください!
【Fl.&Picc.丸田悠太♪】