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ホルン021|ホルン|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

hornホルン

わたしのホルンの音はこもっていて何だかもごもごしています。きれいに響く音が出るようになりたいのですが・・

いろいろな原因があります。まず第一に考えられることは唇(大抵は下唇)を巻き込み過ぎてしまい音がくすんでしまう。これは下唇を少しづつ動かしてより良いバズィング(唇でブーッと発音すること)がより良い済んだ音になるようにすることで解決出来ます。考えられるもう一つは右手の形です。

まず最初に右手の形をチェックしてみましょう。

右手の働きは音程、音色のコントロールに重要です。

最初に楽器を構える時しか普通は意識がありません。しかし吹いているうちにだんだん手でベルをクローズして(ふさいで)いってしまう傾向にあります。そのために音がこもってなんだかモゴモゴしてしまうわけです。

手の形の作り方:まずは右手の指を親指以外ぴったりとまっすぐに揃えましょう。

次に親指を人差し指のおなかの方にぴったりと寄り添わせます。(ベルに手を差し込んでも絶対にこの基本形を崩さないことが大切です)

次に、それをホルンのベルの中に差し込みます。手が一枚の板のようになりベルの中央で穴を2等分するようにするわけです。つまり手は床に対して垂直になるようにセットします(平行にならないように注意して!)

ではそのまま一つ音を吹いてみて下さい。吹いてみてもし音程が上ずってしまうようでしたら手を少しづつ奥の方に差し込みます。音程が安定して耽る位置を決めましょう。しばらく吹いてみてときどきベルの中を覗き込んでみて!(右手がベルをふさがないようにあなたの監視の目を常に光らせて下さい。)

これらを確実にお試し下さい。(並木博美)

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