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オーボエ004|オーボエ|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

oboeオーボエ

高校一年生です。

一週間後にオーボエのソロでシューマンの三つのロマンスの第二楽章をやるのですが、どうしても息が続かなくて困っています。

1曲通すこともままならなくて最後には喉の奥が開く??みたいなことになってしまいます。

口も痛くなります。

どうすればいいでしょうか??

はい、その曲はきついことで有名です。

いろんな演奏家のCDは聴いてみましたか?

フレーズのつなぎ目に小休止を入れていることに気づくかと思います。まず、そのルバートを真似して見ましょう。

それから、「吐くブレス」が大事です。

実はこの「息が続かない」というのは、オーボエでは「空気が足りない」のではなく、「肺に古い空気が溜まって酸欠になって苦しい」ことがほとんどです。

この曲ではフレーズ途中のスラーが切れたところで少し空気を吐いて「捨てて」から次のフレーズを吹き切り、しっかり吸う、というのがコツになります。

ブレスが安定すれば自ずとアンブシュアは楽になるはずです。

アンブシュアのセッティングが間違っていないことが大事ですが、口の疲労は、アンブシュアを作っている間に唇の血流が鈍り、酸素が行き渡らないことに起因するからです。

まずはルバートと、吐くブレスの研究、頑張ってください。

宮村 和宏

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