oboeオーボエ
高校一年生です。
一週間後にオーボエのソロでシューマンの三つのロマンスの第二楽章をやるのですが、どうしても息が続かなくて困っています。
1曲通すこともままならなくて最後には喉の奥が開く??みたいなことになってしまいます。
口も痛くなります。
どうすればいいでしょうか??
はい、その曲はきついことで有名です。
いろんな演奏家のCDは聴いてみましたか?
フレーズのつなぎ目に小休止を入れていることに気づくかと思います。まず、そのルバートを真似して見ましょう。
それから、「吐くブレス」が大事です。
実はこの「息が続かない」というのは、オーボエでは「空気が足りない」のではなく、「肺に古い空気が溜まって酸欠になって苦しい」ことがほとんどです。
この曲ではフレーズ途中のスラーが切れたところで少し空気を吐いて「捨てて」から次のフレーズを吹き切り、しっかり吸う、というのがコツになります。
ブレスが安定すれば自ずとアンブシュアは楽になるはずです。
アンブシュアのセッティングが間違っていないことが大事ですが、口の疲労は、アンブシュアを作っている間に唇の血流が鈍り、酸素が行き渡らないことに起因するからです。
まずはルバートと、吐くブレスの研究、頑張ってください。
宮村 和宏