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オーボエ026|オーボエ|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

oboeオーボエ

演奏しているとどうしてものどに力が入ってしまいますどうしたら力まずできるのですか?

どんな楽器も効率よく演奏するには、必要なところだけに力を入れ、後は脱力しておくことは必須事項ですね。しかし、オーボエは高い息の圧力を必要とするので、連鎖反応的に余計なところに力が入ってしまうことが多いのです。

これを解決するには、日々の練習で意識して、脱力に努めるほかありません!毎日、根気よく、です。どんな練習もそうですが、演奏に関することを、一朝一夕にマスターすることはできません。

そして、ここが難しいのですが、このようなことに関して、特に初歩的な事こそ、自分一人ではなかなかマスターできないのです。

なぜならば、基礎的な部分は、日々の練習のなかで、どんなに最新の注意を払っていても、自己流の間違った奏法が身につきやすく(その方がその時点では楽に感じるから)、そして、その不都合に気がつく頃には、なかなか後で修正する事の難しい「自己流」・・・もとい「事故流」奏法ができあがってしまうのです。他の項でも触れていて、くどいようですが、こと、オーボエに関しては、独学では正しい基礎は身につきません。間違った「事故流」へ行かないよう、"正しい目を持っている人に"チェックしてもらう必要があります。悪癖というのは、時間がたてばたつほど、治しにくくなってしまいます。このようなことを書いている僕自身も、何か悪い癖がついてないか、自分の先生の所へチェックしてもらいに行っています。

さて、本筋に戻ります。

喉や胸の辺りの脱力に関しては、ちょっとしたコツがあります。それは「手首に力が入っていないかどうか」です。腕の筋肉は、胸の筋肉とつながっており、どちらか一方だけを脱力するのは不可能です。そして、その相互作用で喉にも力が入ってしまいます。

それを解決するための一つの練習方法を挙げます。ロングトーンをしている時に、手首や肘、肩の関節を鳥が羽ばたくように(雀や烏とかじゃないですヨ!もっと優雅な白鳥のように!)、メトロノームの拍に合わせて動かしてみましょう。動きが固くなってしまってはいけません。あくまで優雅に、自然に、ふうわりと。

手首から先、手も柔らかく構えましょう。よく、小指、薬指の2本がピン!と伸びていたり、器用にも第一関節だけまっすぐにのびてる人を見ますが、これもいけません。楽

宮村 和宏

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