アンコンに向けて<打楽器アンサンブルのレパートリー特集>
2009.10.4
みなさん、こんにちは!
今回は打楽器のアンサンブルコンテストにむけてのレパートリーについて坂本がお送りします!
コンクールのシーズンも終わりに近づき、代替わりの時期ですね!
このシーズンをどう活動するかが来年に関わってきます。
コンクールシーズンにおろそかになりがちな基礎練習に励んだり、各楽器のテクニックを磨いたりと時間軸を計算しながら計画的に活動しましょう!
まずはじめに選曲についてです。
先程書いた様にこの時期は基礎的な部分のレベルアップが重要だと思うので、一つの楽器をフィーチャーしたコンチェルトは紹介から除かせていただきます。
次に編成についてですが、他の楽器だとフルートアンサンブル、クラリネットアンサンブルなど同属楽器の編成や木管五重奏、金管五重奏など定番の編成がありますね。
打楽器の場合、一括りに「打楽器」となっていますが、その中でも同属楽器の編成にするか?複合的な編成にするか?という問題と、鍵盤楽器の入っている編成か?という大まかな分け方があると思います。
今回は、取り組みやすさを考え、鍵盤楽器の入っている曲を中心に紹介していきます!
★打楽器四重奏
曲名 Mitos Brasileiros
作曲 N.ロサウロ
出版 PRO PERCUSSAO
四重奏ですがとてもたくさんの楽器をつかいます。
ブラジルのジャングルに住む精霊を題材にしていてとても雰囲気のある曲です。
★打楽器五重奏
曲名 Gainsborough
作曲 T.ゴーガー
出版 Southern Music Company
非常に有名な曲ですね!
打楽器奏者が作曲しただけに各楽器がとても効果的に書かれています。
マリンバ2台に対してベースとしてのティンパニ、低音打楽器としてのバスドラム、リズムを司るスネア群とのバランスが非常に大切になってきます。
★打楽器六重奏
曲名 Celebration and Chorale
作曲 N.Deponte
出版 Music Percussion Inc
題名の通り、祝典の部分の前半と後半のコラールの対比が効くと効果的ですね。
前半の部分が雑にならない様に、うるさい音と大きい音を一緒にしない様にしたいですね!
★打楽器八重奏
曲名 Overture for Percussion
作曲 J.Beck
出版 Kender Music
冒頭のスネア群のバランス、各ソロのバランス、鍵盤楽器を意識してのバランス作りが大切ですね。
バランスの為に音量を下げてもスピード感がなくならない様にしてください。
ダイナミックスと音のキャラクターが連動しない様にしましょう!
番外として・・・
★マリンバ四重奏
曲名 Scuipture in Wood
作曲 R.Pawassar
マリンバの響きを意識してください。
響きの中での曲のノリ、躍動感がなくならないようにしたいですね。
この楽譜は細かくアーティキュレーションを書いていないので解釈の仕方は色々あると思います。
★タンブリン六重奏(トムトム、バスドラムあり)
曲名 Fanfare for tambourine
作曲 J.Alfieri
出版 Music for percussion Inc
トムトム等もありますが基本はタンブリン六重奏!
タンブリンにも色々なテクニックがあるのでそれを駆使して表現しましょう。
題名の通りファンファーレらしく華やかなサウンド作りを心がけたいですね!