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パーカッション056|ティンパニー&パーカッション|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

percussionティンパニー&パーカッション

高校で打楽器をやっているものです。

カタログなどをみていると24インチや27インチなど少し大きめのティンパニを見かけますが、音程は同じようですが

高音が出にくいということは無いのでしょうか?教えてください。

結論からいうと、高音が出にくいという事はほとんどありません。

27インチでヘ音記号第4線のF(以下、ドイツ音名の表記はヘ音記号とします)は十分に出ます。

逆にこのサイズは、プラスチックヘッドを使用する際の弱点である、それぞれのサイズの最低音に近い音を、豊かにする為のサイズです。

ほとんどのプロのティンパニ奏者は、各々のサイズの最低音や最高音に近い音は一部の例外を除いてなるべく使わない様にします。

特に大きいサイズの最高音に近い音、小さいサイズの最低音に近い音はまず使いません。

たとえどんなに音変えが増えようとも使いません。

ただどうしても23インチで第3線のDや26インチで第2線のBを使わなければならないという時に

24インチや27インチがあるとその1インチの違いは、音域が同じ楽器でもヘッドのテンションが変わって来るので

23インチ、26インチと比べると使いやすくなります。

(調性や和声のどの音をうけもっているかにもより例外はありますが、私は23インチでD以下の音、26インチでB以下の音はまず使いません)

この様にメリットの方が大きいという事が24、27インチがある理由です。

ちなみにTKWOの使用しているバランスアクションの方のティンパニは24、27インチを使っています。

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