tubaテューバ
自分は毎年コンクールに出場しているのですが、本番の会場の舞台に立つと緊張して音がゆれてしまったり、音が長く続かなかったりしてとても困っています。これは誰でもあると思いますが、小倉さんはどのようにして緊張をほぐしていますか?また、何を考える(イメージ)と良いでしょうか?
緊張するのはプロも同じです。違う点は場数を多く踏んでいることと、緊張しなくなるまで練習していることではないでしょうか。
同じ事はすぐにはできないと思いますがいくつかの点に気をつけてください。
【唇などあまり体の部分的な所に意識を持っていかない】
かえって体を固くする結果を生むことが多いからです。息の流れや、ホールに音が響くイメージなどを持つといいでしょう。
【力まないこと】
力んで吹いている人は音が震えやすくなります。力まずに吹きましょう。
【息をコントロールしようとしすぎると音は震える】
逆に思うかもしれませんが、震える息を止めようとするとかえって体が硬くなり、もっと震えてしまいます。息をコントロールしようとせずに唇やマウスピースの抵抗感を感じると楽に吹けるようになります。
【マウスピースや楽器の抵抗感をチェック】
カップやスロートの大きすぎるマウスピースを使っていると抵抗感が少なく、特にピアニシモで息のコントロールが効きにくくなります。レガートのフレーズなどが心地よく吹けるマウスピースがいいでしょう。
小倉 貞行