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パーカッション012|ティンパニー&パーカッション|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

percussionティンパニー&パーカッション

高校の吹奏楽部のPercなのですが、うちの学校ではPerc全員が同じフォームで叩く練習をしています。
一方プロの打楽器の方を見るとフォームは様々です。
個人的には、上手く叩けるのであればフォームを揃える必要はないと考えているのですが、どう思われますか?

どういった目標をもったどのような練習の中での事かが定かではないので、簡単にはお答えできません。
仰る通り、オーケストラや吹奏楽でプロの奏者はフォームを揃えたりは基本的にしません。(もちろんマーチングバンドは揃えます。)
フォームを揃える事が重要なのではなく、出す音や奏でる音楽が揃う事が重要な為です。
プロはそれぞれが様々なアプローチ(音楽的な経験や、譜面から読み取る事等)で演奏します。しかし最終的なゴールは揃っていることが現場での条件です。合奏などのアンサンブルをする上ではそこがとても大切です。
ただ、部活として活動されている中高生や一般団体の方々にとってはそう簡単にはいきません。当然です、それが当たり前のように出来たらプロ顔負けです。
それぞれが上手く出来るようになんでも良いから適当にやろう!...となってしまったらカオスな事になりますね(笑)。そこで、フォームを少しでも揃えることによって合わせるようにしよう、という考えがあるのかと思います。それ自体に反対はしません。むしろ必要な時もあるのではないでしょうか?
ですが、フォームだけ合わせるという事にならないで欲しいです。またフォームがとってつけたような『振り付け』にはならないように!
あくまでもフォームを合わせる為ではなく、同じスピード感、同じ音の方向、同じ音量等、音楽的に周りとアンサンブルする為という目標を見失わないでください。
例えば基礎練習でフォームを揃えてるのであれば、最低限揃えても良いかと思います。ただ一つのフォームでしか合わせられないというのはかえって音楽を狭めてしまいますので、音量の変化や、様々な表情(スタッカートやテヌート等)を付けての練習を心がけると良いでしょう。それによって何かしらフォームは変わってきます。それを皆で感じられると良いと思います。答えは一つではありませんし、マーチングの様に綺麗にビシッと合っている必要はないでしょう。皆で同じ方向を感じられるように練習しましょう。

色々な音楽を知って臨機応変に演奏、練習できると良いですね。

専門家に直接みてもらいましょう。

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