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パーカッション029|ティンパニー&パーカッション|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

percussionティンパニー&パーカッション

スネアの音について質問させて下さい。
知り合いにスネアの上手な方がおり、その音を目指しているのですが、その方は「スパン」と締まった短い音がしますが、私はどちらかというと「ベタ」といった感じの長めの音です。
同じスネアを叩いても違うので、チューニングの問題ではなく叩き方の違いだと思うのですが、原因がわかりません。
何か思い当たることはありませんでしょうか?

どんな楽器もそうですが、『叩き方』が一番重要です。誰でも叩けば音が出るもんでしょ...と言われてしまわないように、良い音、そして色々な表現を叩き分けられると素敵ですね。
しかし実際に見てみないと的確な事は言えません。その上手な方の叩き方との違いをよく観察、研究してみてください。
今、音が『ベタ』という感じなら、スタッカートを意識して音を掴むような感覚で叩いてみるといかがでしょうか?
ただ『ベタ』という音がいつも悪いわけではないかもしれません。色々な表現をするために沢山の音色の引き出しを持つ事を目標にしてみてください。

よく中高生のレッスンの際に例えるのが、街中での野球の練習で見かける『壁当て』
です(最近はあまり見ないですかね)。どういう重さのどういう形のどういう硬さのものが、どのくらいの距離にあるどのような硬さのどのような素材に当たるのか...を無意識に感じて練習していると思います。
...文章だけだと少し難しいですね(笑)。
打面との距離感、打面の厚さ(薄さ)、打面の張力、スティックの重さ、スティックが跳ね返ろうとする力、打面にスティックが当たっている時間を意識することがヒントになるかと思います。
スティックを打面に当てれば必ず跳ね返りますが、自然な跳ね返りをしていますか?跳ね返りの邪魔をしてしまっていませんか?

そのようなことを注意して研究してみてください。秋田孝訓

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