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パーカッション034|ティンパニー&パーカッション|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

percussionティンパニー&パーカッション

高校2年で、吹奏楽部に入っています。

楽器は打楽器でティンパ二を主にしてます。

ティンパ二の音でなかなか芯のある響いた音が出ません。(特に高いGの音)

持ち方を変えたり、叩く力の調節、試しているのですが・・・

叩くときにどんなイメージを持ったらいいか、

ティンパ二の基礎練習方法など教えてください。

実際に演奏を聴いてみないとハッキリとは言えないのですが・・・

ティンパニの特殊事情に

"(基本的に)4つの楽器の音程を換えながら演奏する"

という事があります。

一般的なサイズの23、26、29、32インチの4台として

23インチにとってのGというのは最高音に近い音になります。

当然楽器のテンションは高くなり、ヘッドは張り目の状態になります。

例えばヘ音記号第2間のC、第4間のGという楽譜があったとします。

このCを26インチで取ると仮定すると、Cは26インチにとっては低めの音程になります。

これを弾くとヘッドの張力が低い楽器(26インチ)を演奏した直後に

ヘッドの張力が高い楽器(23インチ)を演奏する事になります。

当然テンションによって弾き方は変わってきます。

これに意識が行っていないと低いテンションの弾き方のまま23インチを弾いてしまい

良い音が出ません。

いま自分が弾いている音が各々の楽器のヘッドのテンションがどの位かを

はっきりと認識して弾く事が大切です。

まずは一つの楽器でテンションの低めの音、真ん中位の音、高めの音とそれぞれのテンションでの演奏に慣れましょう。

たとえば下からF、A、C、Eとチューニングして弾く場合とG、C、E、Gとチューニングして弾く場合では

弾き方が相当変わってきますよね。

23インチの場合,ティンパニー&パーカッション(71:percussion)--楽器(154:percussion-instrument)が小さい為に弾く場所が真ん中よりになりやすいので弾く位置も気をつけましょう。

(特に他のサイズの楽器を演奏した後に23インチを弾く場合)

高いGでは使用するマレットも柔らかめの物よりは、頭の小ぶりの固めの方が合う思います。

前後の音とのバランスを考えてマレット選択もしてみてください。

坂本 雄希

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