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パーカッション081|ティンパニー&パーカッション|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

percussionティンパニー&パーカッション

2014年のコンクール課題曲を練習している高2です。
BDが深胴のためか、音の輪郭がはっきりしません。チューニングを高めにとって、頭の小さいマレットで叩いているのですが...
また、C.Cymも刻みのときに鳴りすぎて、ビート感が出ていません。
?において、BDとC.Cymでビートをはっきりさせるにはどうしたらよいでしょうか。アドバイスをお願いします。

実際に聴いていないのであまり的確なことをお答えできないですが...これから書くようなことで対処も考えられますが、やはり叩き方でコントロールできる部分が大きいです。出来る限りその場しのぎにならないよう専門家のレッスンを受けるなどして、音楽的な奏法が出来ると素敵ですね。頭の小さめのマレットということですが、口径の大きめの楽器(38、40インチ等)の場合は楽器とのバランスを注意してみてください。
ヘッドは何を使っていますか?薄くて表面がツルツルしているヘッドだとサスティーンが長すぎる傾向があると思います。例えばですが、レモのファイバースキンやNuskyn、エヴァンスのストラータといった表面に加工がされているものだと落ち着いた音色になってくるでしょう。詳しくは分からないのですが、国産でも良いものが出ているようです。
それから手を使ってのミュート具合い、または表裏のヘッドにスポンジのようなものや布等で作ったお手製ミュートを貼ったりしても良いと思います。貼る位置、大きさ等たくさん試してください。

表裏のチューニング、マレット、ミュート具合い、叩く位置を色々試してみては、指揮者の位置や客席で音を確かめてみる、という作業の繰り返しで『これだ!』と思う音を探してください!シンバルも刻む場合はあまり擦り付け過ぎないよう注意が必要です。こちらも大きい口径だとなかなか難しいです。
環境にもよりますが練習場所よりきっとホールの方が響きを助けてくれますので、「シィヤン」というイメージより「ジィン」や「ジャン」というような音を意識出来ると歯切れが良くなると思います。二枚のシンバルの角度差を無くして平行に近い動きにしてあたる時間も短くしてみてはいかがでしょうか?

あとは専門家に実際にみてもらうことをお勧めします。----
秋田孝訓

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