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パーカッション102|ティンパニー&パーカッション|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

percussionティンパニー&パーカッション

ティンパ二についてです。

ティンパ二で大きな音を出そうと思ったら

腕も振り上げた方がいいのでしょうか?

ソロや連符があるので・・・

ちなみに立奏です。

お願いします。

実際に聴いてみないとなんとも言えない部分もあるのですが・・・

腕の振り上げ方は音量とリズム両方によって決まって来ます。

速い動きの場合は無理に振り上げなくてもスピードがついているので自然にダイナミックスは大きくなると思います。

あまり理屈を言うのは好きではないのですが、運動エネルギーは速度の二乗に比例します。

これは物理的にそうなってしまう訳で・・・

例えば8分音符と16分音符を同じ腕の高さで弾いてしまうと運動エネルギーは4倍になってしまいます。(空気抵抗など考えない場合)

ただこれはあまりにも不自然なのでなんらかの方法でダイナミックスを揃えようとすると思いますがその場合音色がそろわないはずです。

だんだんゆっくりから早く一つ打ちをしてみて、早くなるにつれて腕の高さを低くしていくと音色が変わらずかつ音量もそろうはずなので

練習してみてください。

これがそろわない場合,ティンパニー&パーカッション(71:percussion)--奏法(156:percussion-rendition)のなんらかがうまくいってない可能性があります。

他の方の回答にもありますが、腕の関節を大まかに分けると肩、肘、手首、指があり

一つ打ちをゆっくり弾く時は肩、肘、手首、指4つ全ての関節を使い、早く弾くにつれて上の関節(肩→肘・・・)から使う量が減って行きます。

早く弾いている時でも肩から下半身も少しづつ連動してることを意識しましょう。

肩は肩の関節と肩甲骨からつながっている筋で複合的な動きをする事と手首は8つの骨からなっていて複合的な動きをする事を意識してみてください。

野球やテニスで腕だけで打ってもうまくいかないですよね。

バットやラケットを振る動作は腕で道具を使ってボールを打つけれども、身体全体を使っています。

打楽器も同様の意識を持ってみてください。

球技の場合、よい球が打てないからわかりやすいですが、打楽器の場合とりあえず音が出てしまうので自分の音を注意深く聴きましょう。

キツい音、痛い音、うるさいと言われてしまう音になる場合はどこかが無理な奏法になってる場合が多いと思います。

今までの回答も参考にしてみてください。

なるべくなら専門家に一度見てもらう事をお勧めします。

坂本雄希

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