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パーカッション133|ティンパニー&パーカッション|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

percussionティンパニー&パーカッション

中2のパーカッションです。
音程のない打楽器でフレーズ感をだしたり、よくようをつけたりするにはどうすればいいですか?
また、そのときのビジュアル(見た目)はどんな感じですか?

なかなか文章では難しいですのですが、まずは上手な演奏を沢山聞いてください(CDやDVDなどで構いません、打楽器があれば尚更良いですが、入っていなくてもなんでも聞いてください!モーツァルトなどのピアノソロもとても勉強になります)。
合奏の中であれば管楽器のパートを歌ってみましょう。まずはメロディ、次にハーモニー、そしてリズムを受け持っているパートをそれぞれ歌ってみてください。
もし打楽器のパートと同じ動きがあれば、そのパートの人に吹いてもらってみると良いでしょう。または一緒に歌ってみましょう。
何を言いたいかというと、とにかく『音楽』を知って、感じる事が大切です。
たとえば「おはようございます」や「こんにちは」という言葉のイントネーションは大体皆さん同じですよね?
音楽のフレーズというのもこれにとても似ています。
音形(リズムだったり音の高さ等々...)によって「この様に歌う」というのがある程度決まってきます。またアウフタクトという言葉は知っていますか?日本語でいえば弱起ですが、フレーズが小節の頭(1拍目)から始まるのではなく、2拍目、3拍目などから始まるものです。
ほとんどの場合必然的に次の小節の頭に、向かうエネルギーが生まれます。ということはその小節に向かっていきたくなるように演奏します。
数個しか挙げていませんが、こういう事を感じながら演奏するというのが『音楽的に演奏する』という事につながります。
そして元気が無いようにかすれる声で「おはようございます...」、やる気に満ち溢れた「おはようございます!!!」、遅刻してとても気まずい「おはよう...ございます...」等色々な表情がありますよね。音楽も一緒です!
ある程度の決まりの上で様々な表現をします。
そういったものを上手な演奏は実現しています。
是非、レッスンを受けられることをお勧めします。
また上に挙げた「おはようございます」や「こんにちは」「おなか痛い...」などと、まるで話している風に聴こえるように音程の無い打楽器で叩いてみるととても勉強になるでしょう。
ビジュアルは気にしないでください!ビジュアルから入ると「振り付け」になってしまいます。
元気に「おはようございます!」と元気がない「おはようございます...」が叩き分けられれば、『自然と』動きも少し違ったものになるかもしれませんね。いい音楽を沢山聞いてくださいね!秋田孝訓

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