clarinetクラリネット
A管についての質問です。
学生オーケストラで3年ほど演奏しているのですが、いまだにA管をつかうとき「B管だったらもっと(幾分)思い通りになるのに」と思うことが多いです。
管が長いためなのか、発音しにくいと感じたり、音色が大味になるような気がします。澄んだ音が出しにくく感じます。
同じ息の量でも鳴ってくる音量が小さく感じるため、つい吹き気味になってしまう、反応を良くしようとアンブシュアにも力が入りぎみになってしまいます。
A管もせめてB管と同じくらいにはコントロールできるようになりたいと思います。A管を練習する際に、B管との違いとして気をつけるポイントがありましたら教えていただけないでしょうか。
ちなみに仕掛けは、B40にV.12の3、ロブナーの革製リガチャーを使っています。
A管はB管より長いので、吹き心地に抵抗が多くなり、発音も重くなりがちです。
最初のうちは、A管のリードは薄めを使ったほうが吹きやすいと思います。
曲中で持ち替えする場合は、ソロの重要性などでA管B管のどちらにリードを合わせるかを決めてください。
A管の鳴らし方は、B管より少し的(まと)を広げる感じで、お腹から深い息を使う吹き方をしないと鳴らせません。
でも「お腹から深い息を使う」というのは基本的に大切なこと。
A管が自由に吹きこなせるようになると、B管ももっといい音がするようになりますよ!
本当はA管の方がクラリネットらしい深い音がするものです。
そこを目指して頑張ってください。
大浦綾子