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トランペット032|トランペット|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

trumpetトランペット

トランペットパートの譜面台の置き方についての質問です。
私の楽団では、譜面台を正面に置いて、音を譜面に当てて吹きます。
その理由は、

・自分の音を聴いて吹くこと

・生音は耳に痛いのではないか

と考えられるからと聞きました。

しかし、課題曲の参考動画やプロの方々が演奏している映像を拝見しましても、私たちのようにベルを譜面台に隠して(当てて)演奏している様子はあまり見られません。
トランペットはベルを譜面から出して吹くと、生音となり、耳に痛いのでしょうか。
>> そのため、譜面台に当てて間接的に客席に届くようにしたほうがよいのでしょうか。
それとも、場面を考えて使い分けることがよいのでしょうか。

譜面台は正面に置きます。
ただし、かなり離れています。
ギリギリ手が届いて譜めくりできるくらいの距離です。

ベルむきだしの状態で、更にベルアップまでして吹いている団体を見かけますが、おっしゃるとおり、生音は他の楽器とブレンドせず突き抜けてしまい、聞こえてくる音は美しくありません。
ただ、あまり譜面台が近すぎると、ミュートをしているような音色になってしまいます。
人とアンサンブルしているのに、自分の音だけ至近距離で返して聞くというのは、バランスも取りにくいですし、お客さんの所に一番良い状態で音を届けることができません。

そこで!
絶妙な距離が、手を伸ばしてやっと届くくらいなのです♪
ほどよく生音をまろやかにしてくれて、他の楽器とのバランスも整えられ、本当に弱くしたければ、少し譜面台にベルを近づけ(楽譜にそのような指示が出てくる曲もあります)、ラッパのブラッシーな音が必要なら、ベルアップすればいいのです。

一度、セクションで実験してみてください。
譜面台を近づけたり離したりして、同じことを演奏するのを、誰か客席(練習場なら、なるべく離れて前に座る)で聴いてみる。よく違いがわかると思いますよ♪

安藤真美子

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