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クラリネット013|クラリネット|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

clarinetクラリネット

吹奏楽バンドの中でのアルトクラの必要性ってどんなところですか?うちのバンドでは今はアルトクラを吹いている人はいないのですが、それなりに人数も充実していてあってもいいのかな?と思います。でも、アルトがない今の編成でも音楽は成立できているとも思います。アルトがあることでバンドとか音楽にどのような点でプラス面があるのか教えてください!

ご質問に「あってもいいのかな?」と書いてありましたが、まず、アルトクラリネットは「必要な楽器」です。

佼成ウインドオーケストラで使っているのが何よりもの証拠です(^_^)V。

人数が充実してきているのならば、ぜひ使いましょう!。

「音域のカバー」ということだけを考えれば、Bbクラリネットとバスクラリネットで足りるのですが「音色のカバー、サウンドの充実」ということを考えた時にアルトクラリネットの登場となります。

アルトクラリネットはオーケストラでいうヴィオラ的存在と考えても良いです。アルトクラリネットが入ることによって中音域の響きが柔らかく豊かになります。

とくにクラリネットセクション内で、アルトクラリネットがあるのとないのでは音色の豊かさに格段の違いが出てきます。

元々アルトクラリネットという楽器はBbクラリネットとバスクラリネットの「サウンド、音色」をよりなめらかに豊かにカバーさせるためにできました。

ですから、アルトクラリネットがあった方が明らかにサウンド、音色が豊かになります。

佼成ウインドオーケストラでも、クラリネットセクションの中音域を充実させたい曲ではアルトクラリネットを2本使うこともあります。

音楽をする(作る)のは絵画と似ていますね。だから「音色」と「色」の文字を使うのでしょう。

この「色」を増やす、より深みのある色に変えるのがアルトクラリネットの役割です。

ぜひ使ってみて下さい。

一度味わうと、後戻りできなくなります(^_^)。 新井清史

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