わたしは最近音色がすごいよくなくてアルクラらしい音が出ません・・・。私は結構新しい楽器を使っているのですが、古いアルクラを使っている後輩のほうがすごく音色がよくてちょっとくやしいです・・・。。新井さんはどんな音を出したい!とおもいながらアルクラを吹いていますか??あとアルクラを吹く人にお勧めのCDなどありますか??
最近良い音が出なくて悩んでいるようですね。まず最初にあせらずに、気持ちを楽にしましょう。
自分が出している音について悩むということは、とても良いことですよ。自分の音をしっかり聴いているということですし、もっと良い音を出したい!という向上心につながります。
具体的には、新しい楽器でもバランスが崩れると音が出にくくなります。とくに上管のタンポがふさがっていないと全体の音が出にくくなってしまい良い響きの音がしませんので、楽器店でバランスを見てもらうと良いでしょう。
マウスピースとリードの関係も良い音色を出すためには重要です。p(クレッシェンド)→f(ディミュニエンド)→pのロングトーンや、いろいろなアーティキュレーションでスケール練習をして強弱がつけやすく、発音がしやすいリードを選ぶようにして下さい。
僕はいつも「透明感のある音」を出したいと思いながらアルトクラリネットを吹いています。透明・・・何か音が聴こえなくなっちゃうみたいですね(^.^)。でも、そういう音のイメージを持つようにしています。
いろいろな音のイメージで良いと思いますので、自分が好きな音のイメージを持って楽器を吹くようにすると良いと思います。
お勧めCDですが、「華麗なるクラリネットアンサンブルの世界3(ALCD-3037)」のシューベルトの即興曲で稲垣征夫さんが豊かな音でアルトクラリネットのソロを吹いています。アルトクラリネットに限らず、Bb管、金管楽器等、いろいろな楽器のCDを聴くことも大切です。音のイメージ作りに役立ちます。
良い音は努力をすれば必ず出るようになります。自分に自信を持って頑張って下さい!。応援しています。新井清史