中学2年のエスクラ吹きです。私は去年の9月からエスクラ固定になったのですが、音色もピッチもまだあいません。昔と比べるとましにはなったのですが、まだ上手くできません。アンコンのときは持ち替えでベークラ吹いたんですが、ベークラの音色、音程は結構いいので、原因がわかりません。なので、音色よくしたり音程あわせる方法があれば教えて下さい!
エスクラはB♭管と違い、音色も音程もとても難しい楽器です。エスクラは全く別なものと頭を切り替えて付き合ってください。使いこなすには相当の研究、練習を覚悟しましょう!!
まず音程ですが
本来エスクラというのは 道化師のようなケロっとした音や、けたたましい音を出す楽器です。でも吹奏楽では時にB♭管の様な太く柔らかい音といったエスクラの特性と反対なことも求められます。
エスクラ吹く時のアンブシュアですがマウスピースが小さくなるわけですから下唇の巻きかげんも浅くなりますよね。
そうすると口の中の空間が狭くなり、音も細くなりがちです。舌を下に下げて
空間を広くしてみたり、
リードの厚さを変えてみたり少し研究してみましょう。
でも一番大事でなおかつ手早い音色の作り方は・・・
自分ばかり大きく吹こう、目立とうと吹くのではなく、周りに溶け込むよう気を配って演奏することです。そうすると自然に角がとれて柔らかい音になります。
この吹き方は音程にも言えることです。
溶け込むように、そっと上に乗るように吹くことで自然と耳と口で音程を作ります。 吹奏楽でのエスクラで一番大事なのは良い意味での素早く隠れるということ。このことを常に頭に思い浮かべながらアンサンブルしましょう。ただエスクラはB♭管と違い音程が不安定な楽器なので運指表の通りの指では
なかなか演奏できません。
まずチューナーを定期的によく見て 自分や楽器の癖を覚えましょう。
もう気づいてると思いますが、五線上AからDまでは急激に音程が上がりその次のDisからは急激に音程が下がります。
リングを塞いだりキーを押して穴を塞いだりして音程を下げたり、キーを押して穴を開けて音程を上げたりチューナー見ながら研究してみましょう。
エスクラを上手く使いこなせる人ほど その人独自の秘密の運指を沢山もっているものです♪ 松生知子