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クラリネット176|クラリネット|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

clarinetクラリネット

12年ぶりにママブラス(ママさん吹奏楽団)でクラリネットを再開しましたが、学生時代から耳でのチューニングが苦手だったこともあり、耳でチューニングをしようと思っても全く感覚が分かりません。何か良い方法はありますか?

ママブラス素晴らしいですね!!

こうしてブランクを経てまた楽器を始める方がいるのは,本当に嬉しい限りです。

これからも頑張って続けてくださいね!さて,チューニングについてですが,まず大切なのは,合ってるか合ってないかがわかること,

そして合ってないなら高いか低いかを判断することです。

大勢で吹いてる中で聞き分けるのは最初は難しいと思いますが,

感覚をつかむ為に二人でチューニングする練習をしてみてください。

一人がチューナーに合わせて基音を出し,それに合わせますが,

ピッチが合ってないと,二つの音にヴィヴラートをかけたような波が聞こえます。

その波がなくなって,まるで1本の楽器で吹いているようになったら合った証拠です。

基音をよく聴いて自分が吹いたときに高いか低いかがすぐわかれば一番いいのですが,

わからない場合は,アンブシュアを少し絞めたり緩めたりして,

音の波がなくなるところを探してみてください。

ご存知のように,口を絞めると音程は高くなり,緩めると低くなりますね。

もし口を絞めていって音が合ったなら,自分が低かったということ,

緩めていって合ったなら高かったということです。

タルのところを抜いたり入れたりして,アンブシュアを変えなくても音が合うように調節してください。

だいたい合ったら,波が聞こえないところでキープするというのも大切です。

実は合奏などではその繰り返しで,チューニングさえすれば安心して吹くわけではなく,

常に周りの音に合わせながら微妙にアンブシュアを調節しながら吹くことも大事です。

それから,吹き始めがピッチが高くて伸ばしているうちに下がってくるので,

なかなか音が合わせられない・・・という人がとても多いです。

丁寧な発音で,吹き始めから同じピッチをねらうことも大切です。 (大浦綾子)

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