クラリネットを始めて約五年の高校二年生です。
リードのことについて質問なのですが、
私は今RICOのevolutionの3半を使っています。
高校の吹奏楽部に入ってからはOFFがなく毎日みっちり練習であり、なかなかの強豪校なので高いレベルも要求されます。
中学のときはリードは吹きやすいものが良いと思っていたのですが、高校では綺麗で厚みもあり高音も低音もバランスよく出るリードを使わなければなりません。
でも最近一箱買っても当たりのリードは一枚や二枚...。
一ヶ月に一箱買わないといけないくらいで高校生にとっては経済的に苦しいです。
本番用と練習用にわけますが練習もちゃんとした音でやらないとカットされてしまったりするのですぐに本番用を使ってしまいます。
どうしたらいいでしょうか。
それと当たり以外のリードをどうすれば活用できるか教えてください。
リードには本当にお金がかかりますよね(>_<)
私も、良いリードは一箱に2～3枚です。
でも逆に言うと、金管楽器は自分の唇がリードで、悪くても取り替えることが出来ませんが、私達クラリネット奏者はリード選ぶことが出来るのです。
そう思うと少し得した気分になりませんか？(笑)
さて、良いリードの条件は、反応が良く、程よい抵抗感のものです。
きっとこの２つの条件を満たすものは一箱に1～2枚かもしれませんが、反応は良いけど厚すぎたり薄過ぎたりするものもあるのではないでしょうか？
それらは削ったりリードカッターで切ったりすれば吹けるようになることがあります。
捨ててしまうのはもったいないので、是非試してみてください。
まず削り方ですが、ガラス板などの上で、サンドペーパーで削ります。
ペーパーは、木工用の400番ぐらいをお勧めします。
リードの先端を自分の方に向けて置き、厚い部分を指で押さえたら、削り出し部分のあたりをペーパーで削ります。
このとき気をつけるのは、一ヶ所だけを削り過ぎないように、左右均等に（ジグザグに）ペーパーを動かしてください。
それから先端は削らないこと。薄くなりすぎます。
次にリードカッターでの切り方ですが、説明書の通りにリードをセットしてリードの先端を切りますが、ここで気をつけるのは、一度に切る分量は髪の毛一本分（または糸）ぐらいということ。
吹いてみて厚ければまた切ればいいですが、切り過ぎたものは戻せませんからね。
また、左右の厚さを均等に切ることも大切です。
削る・切るをマスターすると、使えるリードが増えますよ！
頑張ってください♪
大浦綾子
