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クラリネット376|クラリネット|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

clarinetクラリネット

最近タンギングが汚いと言われるようになりました。
自分でもそう思います・・・。
タンギングをすると、音が2重になるというか、舌をついてる音が聞こえるのです。高い音になるとリードミスも多発します。
そして、タンギングも遅いんです・・・。
144の16分音符がコンクール曲に出てくるんですけど、タンギングが間に合わないんです。
タンギングを速く、かつキレイな音でやるにはどうしたらいいですか?

舌をつく音(ペタペタ)が聞こえるのは、リードに舌を強く当て過ぎているのかもしれません。
まずはゆっくりのタンギングで、舌のつき方を確認してみてください。
音を伸ばしている状態からそーっとリードに舌を近づけていくと、音が止まる瞬間があります。
それは舌がリードに触れたか触れないかぐらいのところだと思います。
そこで舌を止めて、それ以上押し当てないことです。
スタッカートのときも、リードに触れるか触れないかのところで舌を止められると
きれいな発音になると思います。
息をしっかり入れようとすると舌も連動して強くついてしまう人が多いようですが、
息はしっかり入れ、舌はリードに触れるか触れないかのところで止めるのがコツです。

また、タンギングしたときに音がひっくり返るのは、
まっすぐな息の柱が舌が動くことで歪んでしまうのが原因です。
常に息の方向を意識して、舌をつく瞬間に息の柱が揺れないよう練習してみてください。

舌の速さは、タタタタ・・・と口で言えれば、基本的にその速さでタンギングができるはずです。
もし楽器を吹くと遅くなるなら、どこかに無駄な力が入っているのかもしれませんね。

大浦綾子

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