どうしても曲の最後まで続かず、途中で口がバテてしまいます。バテると、音がカスカスになったりフニャフニャになったりするのですが、どうしたら最後まで続きますか?時間がもうありません!どうか、アドバイスをお願いします!!
短時間で持久力がつく、そんな夢のような方法は・・・
残念ながらありません!
キビシイ事を言うようですが、日々の練習の積み重ねが大切です。
でも、できないことは書いていないハズですよね。
最後までちゃんと演奏できる人は、あなたと何がちがうのでしょうか?
実際に吹いているところを見ないと、何とも言えないのですが、一般的にすぐにバテてしまう人は、少ない息で、良くない音で、無理して吹いていることが多いようです。
いい音、そうでない音は、自分ですぐに判断できますよね。
「いい音」が出ている時は、すべてがうまくいっています。
「いい音じゃない」時は、どこかバランスが崩れているからそれが音色に出ているのです。
息を十分に吸っていない、余分な力が入っている、あなたにとって一番良いアンブシュア(木管でいうところの、吹きやすいリード)で吹いていない・・・など、原因はいろいろ考えられます。
つまり、一つ一つの音を耳を使ってよ~く聞いて、すべていい音で吹けていれば、最も楽に吹けているということなので、長く吹きっぱなしでもそんなに疲れません。
詰まったおと、硬い音など、自分が出したい音と違う音色で吹いていると、どこかに余分な力がかかっているので、すぐに疲れてしまいます。
まず、息を吸い始める場所(この曲の場合、8分の6では1小節かけて、4分の4では、2拍かけて吸いましょう)を決めて、今の10倍息を吸って下さい。
長いフレーズでは、途中どこでブレスを取るか、ちゃんと決めておいて、そこで必ず吸う練習をして下さい。
常に十分な息を使って吹くことが、楽に吹く第一歩です。
その上で、自分の出している音をよく聞いて、厳しく判断し、すべての音符をいい音で吹くことを心がけて下さい。
健闘を祈ります!!! 安藤真美子