私は極度のあがり症で本番だけでなく、合奏も緊張して音ががたがた震え、いきも吸えなくなります。
中学の時は、県内でも一番上手いと認めてもらい、どのレッスンの先生にも必ずほめられたりしていて、今思えばはずかしいくらい自信がありました。
しかし、高校に入りどんどんまわりの人に追い抜かれ、自分は下手だと思われていないかすごく怖くなり、とても緊張し自信がなくなりました。
一応1stですが、もうひとりの1stは後輩なのに私とあまり差がなくて、やっぱりまわりから後輩より下手だと思われていないか心配です。
なのに私はsoloが多くて失敗するたび落ち込み、さらに自信がなくなります。
プロの方でもこんなことはあるのでしょうか。
もうすぐ本番です。soloがある曲が4つ、soloは5回はあります。
これ以上こんなにつらい思いをするなら退部も覚悟しています。
でも音楽とトランペットは大好きです。
少しでもいい方法はあるでしょうか。
もちろんsoloの練習は何回も何回もしているんですが、それだけではまだ上手いか心配で緊張がなくなりません。
まず始めに、プロでももちろん緊張します!
でも、それは良い演奏をしたいという証拠ですから、悪いことではありません。
逆に緊張感がない方が問題です。
ただ、「人に上手いと思われたい」のか、「自分がその音楽から感じ取ったことを上手く表現したい」のかの違いは大きいと思います
人がどう思っているのかを気にし出すと、疑心暗鬼になり、どんどん演奏も縮こまっていくのではないでしょうか。
「音楽とトランペットが大好き」
というあなたのその素晴らしい気持ちが何よりも一番でなければいけませんよね。
何も気にせずあなたが思うとおりに演奏してみては?
中途半端に吹いて失敗するよりも、同じ失敗するなら思い切って演奏しちゃいましょう。前者の成功確率は0ですが、後者はきっとうまくいきます。たとえ失敗しても、後者の演奏は人に伝わるものがあります。
これは自分にもいつも言い聞かせていることです。
さて、それをご理解いただけた上で、実際の対処法ですが、
本番と同じようなシチュエーションを練習で作ってみましょう。
今から本番だという気持ちで、一発勝負の演奏を、できれば録音したり、人に聴いてもらったりすると、本番に近い緊張感が得られます。
何度も吹き直せると思うと、本番とのギャップが大きくなって、余計な緊張に繋がりますので、沢山練習したとしてもあまり効果がありません。
「出来ない所を繰り返し練習する」いわゆる普段の練習に、「本番のつもりで通してみる」というシミュレーションを
プラスしてみて下さい。
例えば、長い休みの後にソロを吹くのはイヤですよね。それなら、練習時に実際休んで、いきなり吹くというのを毎日やってみればいいわけです。
ソロを任されるということは、みんなあなたの演奏が好きなんです。だから人が自分の演奏をどう思うかなんて気にしなくて結構。
退部しちゃうなんてもったいないですよ。
せっかく音楽とトランペットが大好き好きなんですから!
安藤真美子