高3でトランペット1stを担当しています。
コンクールが1ヶ月後にせまっています。
私は、自由曲でソロを吹きます。
ちなみに、曲は、ダンテの神曲 昇天編です。
どうしても、冒頭のコラールがいい音色でふけません。
音に潤いがなく、音を前にスーッと飛ばすことができてません。
何の曲においてもなんですが、
私はpなどの弱奏部が苦手です。
息を入れた瞬間に音をならせる確率が低いです。
自由曲の冒頭は、
チューニングB♭の上のE♭から始まるのですが、音が外れることが多いです。
特に、課題曲(ライブリー・アヴェニュー)を吹いた後は、pでコントロールするのがなおさら難しいです。
100発中100発当てれるようになりたいのですが、練習でただ、E♭だけ何回も練習するというのは、はたして効果があるのか疑問です。
pのロングトーンをやっていますが、
音がしまった感じです。
美しい音色でpを演奏できるような練習法を教えてください。
あとは、メンタル面の問題だと思います。メンタルを強く!といいますが、
メンタル面はどうやって鍛えるのでしょうか?
長々とすいません。
アドバイスお願いします。
トランペットは唇がリードですから、木管楽器の人達が吹きやすいリードを選ぶように、私たちも吹きやすいリードを探さなければいけません。
今は、わざわざ吹きにくいリードで吹いて苦しんでるという状況ではないでしょうか?
では取り替えることのできない私たちのリード(唇)でどうすればいいのか、以下のことに挑戦してみてください。
1.マウスピースでノーアタックでバズィングをする
リラックスして息をはいた時、同時に音が鳴る場所を探して下さい。鳴らそうとするのではなく、勝手に鳴っちゃうという感じが大切です。何の苦もなく息を吐いている間まっすぐ音が鳴っている。そこがあなたの良いリードです。
2.引き続きノーアタック、スラーでいろいろな音を出してみる
ピアノなどで正しい音を聞いてマウスピースで真似してみる。頭で歌っている音と実際に出ている音が同じであることが大切です。音階、グリッサンドなどいろいろ遊んでください。
よく知っているメロディーをマウスピースで演奏してみるのもとても良いトレーニングになります。
音量はmpくらいで楽に。
以上二つのことを練習の始めに3分くらいやってみて下さい。「簡単に音を出す」ことが目的ですから、リラックスして「遊び感覚」でいいと思います。
良いリードを確認したら、楽器でいつものように練習しますが、苦手な音域の出だしは、マウスピースの時と同じように頭で音を鳴らして、一発で出す。というような練習をするのもいいでしょう。他にもフォルテが続いた後のピアノ、休みの後の高い音から始まるフレーズ、ソロなどは、本番と同じような状況を作ってのシミュレーション練習も大切です。
ピアノは音が固く細くなりがちですので、響きのある豊かなピアノをイメージして下さい。良いリードでリラックスして、胸の辺りで響いているのを感じてください。
すぐに結果を得られないのが「普通」です。でも自分の問題点が分かっているようですから、きっと上達します。
こんな風に吹きたい、こんな音を出したいというイメージを持って、じっくり自分の音と向き合って下さいね。
安藤真美子