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トランペット035|トランペット|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

trumpetトランペット

私は今年中3になり、コンクールではトップを吹くことになります!
トランペットは小2からやっています。
私は普段、個人練習している時はハイFとかまでは出るし、良い音だって出ていると実感もできます。(ただの自己満かもしれないんですが、、涙)
だけど、とにかく本番で上手くいった試しが6.7年吹いているのにありません。
全体を見てくださるレッスンの先生が来た時も、酷い音しか出た試しがありません。
本番前のチューニング室とかでは本当に調子がいい音がなることがほとんどなんです。
でも、本番では良い音が出ません。
あがり症なのかも知れないけど、度が過ぎているとおもいます。。
本番の時、リラックスできるコツ(?)のようなものがあったり、いつも通りふけるようなコツなどはあったりしますか、、?
このままではコンクールもトランペットのトップのせいで終わってしまう気がするんです。。ヽ(;▽;)ノ
あと、パート割のことなんですけど、、
私のバンドは50人以上はいるのに、トランペットは4人しかいません。
1人は初心者で、その子に1人で1パートは任せられない状態です、、。
ファーストを2本にしてしまうと、初心者の子も1パートを1人でこなさなくちゃいけなくなって、かなり辛い状況です。
説明がわかりずらくてすみませんヽ(;▽;)ノもしよかったら助言頂けると嬉しいです!

ハイFなんてすごい!!

練習で上手くいった時と同じように本番でも演奏できたら最高ですね。
でもそうならないのはなぜでしょう?

それは、「その時考えていること」が大きく関係していると思います。

練習の時には、「こういう感じで吹こう」「こんな音色がいいな」「ここはこういう場面だからその気持ちになって」・・・と、音楽のことで頭をいっぱいにして演奏しているけれど、いざ本番になると

「ここは目立つから外したらどうしよう」とか「本番だからやり直しがきかないぞ・・」とか「私のせいで演奏が台無しになったら」なんて、音楽とはほど遠いネガティブなことがグルグルと邪魔してきます。

すると、急に今まで何ともなかったことが怖くなってきて、体も硬くなって、息も引っ込んじゃって思い切った演奏ができなくなって、・・・と悪循環に陥ってしまうのです。

これは誰にでも起こること。ましてやトランペットは目立ちますから、なおさらです。

これを解決するには、「本番だと思って吹く」というトレーニングが有効です。
練習の中で、一日に一回「よし、今から本番」とスイッチを切り替えて、間違えようが何しようが、最後まで通す。
休みの後いきなりソロ!とか、そういった様々な条件もきちんと再現してください。
そうすると、本番に近い緊張感が得られます。
録音すると尚良いですね。又は、お友達に頼んで前に座って聴いてもらったり♪

しばらくすると、だんだん一発勝負の時の頭の中をコントロールできるようになってきます。
さらにそれでうまく行くようになったら、そのプラスのイメージが本番で良い方に作用します。
また、思い切ってやって上手くいかなかったらしょうがないや!と、良い意味で「開き直る」感覚が生まれます。

本番緊張して萎縮してしまうのは、「良い演奏をしたい」という気持ちが強い証拠。だからその緊張を味方につけて、堂々と演奏してくださいね。きっと上手くいきます。

パート分けは、その人の得意な音域や音色を活かせるのがいいですね。例えば本番までの数ヶ月の間でどの方向に伸びるかをよく見極めて、自信と責任感を持って吹けるように根気良く教えてあげれば、その子一人でも演奏できるようになると思いますよ。

応援しています。

安藤真美子

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