trumpetトランペット
現在、中学校の吹奏楽部でトランペットを担当しています。
ごく最近、PLから演奏するときにベルを動かさないようにと注意をうけました。
演奏するときにはベルは動かさないほうがよいのでしょうか?また、直す方法はありますか?
PLが何か分からずとても気になるのですが、回答には影響なさそうなので、分からないままお答えします。
トランペットは自分の唇がリードですから、動くとリードがずれて良くないのです。
例えばクラリネットはリガチャーでマウスピースにリードをしっかりと固定していますから、ブンブン振り回しても大して影響はありません(言い過ぎました)
無駄な動きの代表的なものは、
1.拍子に合わせてメトロノームのように上下にベルを揺らす
2.表情豊かに演奏しているつもりでメロディーと連動して上下左右に揺らす
の二つがあります。
1.は危険です。録音して音だけ聴いたら、いかに出てくる音に影響があるかわかると思います。カウントは外に出さないように体で感じましょう。
2.は、精一杯表現しているつもりでも、視覚的な効果に比べてベルから出ている音はさほどではありません。動く方にエネルギーが取られてしまい、音楽に集中できず、音は意外と散漫になってしまいますし、リードや息の方向がぶれて音を外すリスクが高まります。
じっとして、マウスパイプにまっすぐ息を入れる。これが一番です。
ただ、全く動かさないというのはこれまた極端な話で、動かないようにするというよりは、「自然」「リラックス」「集中」の3つが揃っていることを意識して、音符一つ一つではなく、大きなフレーズの山を常に感じ、小節線や拍の壁を取り払って演奏するよう心がけると、逆に動けなくなってくると思います。
あ!PLってひょっとしてパートリーダーですか??
安藤真美子